未成年でなくても駄目

朝日新聞』の記事;

児童ポルノ根絶活動の講師、中学生にみだらな行為容疑

2016年10月6日11時42分


 女子中学生にみだらな行為をしたとして、警視庁は、教育コンサルタント会社長の平川貴之容疑者(35)=さいたま市大宮区上小町=を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで逮捕し、6日発表した。「15歳と知っていた」と容疑を認め、「他の子にも同じことをした」と話しているという。

 石神井署などによると、平川容疑者は元小学校教諭で、児童を性被害から守るために東京都が警視庁と連携して保護者や教職員向けに開いている講演会「ネット等の性被害(児童ポルノ)根絶等の啓発講演会」で昨年6月〜今年3月、講師を務めていた。

 逮捕容疑は9月4日、練馬区のホテルで、都内の中学校の女子生徒(15)が18歳未満と知りながら4万円を渡す約束をし、みだらな行為をしたというもの。現金を受け取れなかった生徒が110番通報し、発覚した。2人は前日にツイッターで知り合ったという。

 平川容疑者が社長を務める会社のホームページによると、平川容疑者は、小中学生や保護者らを対象とした情報モラル講座などを開く事業をしている*1
http://www.asahi.com/articles/ASJB63D4QJB6UTIL00B.html

「児童を性被害から守るため」に活動している人が「児童買春」*2で捕まるという皮肉。でも、仮令相手が成人女性だったとしても、こいつがやっていることは駄目だと思う。こいつがやったことというのは「渡す約束をし」た金を払わずにやり逃げしたということだ。勝手に想像すると、やり逃げしたのは、自分が相手を巻き込んで行った行為が違法なので、相手は泣き寝入りする筈だと踏んだからでしょう。しかし、この女子中学生は等価交換という経済的な論理に忠実で、親や学校にばれたらどうしようという経済外的リスクを顧みず110番したわけだ。平川の狡猾な悪知恵は女子中学生の向う見ずな合理性によって打ち砕かれた。
ところで、


「快傑痴仮ン面の巻」http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20161006


まあ、Washuburn氏とは違って、「味わい深い」とは思わない。これは、平川は端的にせこいという話なんじゃないかと思う。
しかし、後半の永井豪『あばしり一家』の話は面白いというか端的に懐かしい。ところで、『あばしり一家』というタイトルも高倉健の『網走番外地*3がなければありえなかった?

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