死にかけていた清原

承前*1

J-CAST NEWS』の記事;


清原和博ドップリ覚醒剤中毒!常習者の7倍の薬物反応・・・死んでおかしくない量

2016年2月12日 14時51分



清原和博覚醒剤の使用が半端な量でなかったことが明らかになってきた。昨年(2015年)12月下旬、群馬県覚醒剤を調達後、宿泊したホテルのシーツなどに付着した汗を検査したところ、常習者の7倍もの覚醒剤反応があったという。

10年来の知人という男性は「(逮捕と聞いて)やっぱりなと思った」という。「(常用者は)汗をかくからね。何をしても汗をかく」。逮捕の半月前に会った時、汗を見て「覚醒剤やってるのか」と聞いたが、「やってませんよ」と否定した。しかし、キョロキョロと落ち着かず、「警察の捜査が身辺に迫っていることはわかっていたと思う」と話す。


生涯収入50億円!クスリと車とワインにすべて消えた

清原の金使いは荒かった。持った車は30台ぐらい。「自分へのご褒美として」と言っては、フェラーリ、ベンツを次々に買い替えた。ワインも「銀座で飲めば1本40〜50万円だから、支払いは1晩で300万円とか」と知人男性はいう。

そうした生活に怪しい影がさす。「タニマチだろうね。半分はそういう(暴力団)関係らしき人」

現役時代に50億円を稼いだといわれるが、薬にどんどん注ぎ込まれた。足元を見られていたのか、相場より高い値段で買わされていた。「やっぱり倍はするだろうな。でも、本人が欲しいんだから買う」「生涯に50億円稼ぐ人はいないよ。それがいいま1銭もないってことは、みんな薬だろう」

かつて清原のチームメイトだった元巨人の野村貴仁(47)は、自らも覚醒剤使用で有罪判決を受けているが、現役時代に清原から「くれ」といわれてしょっちゅう渡していたという。「薬やるのは弱い人間というわけじゃない。気持ちがいいからやるだけ」


たびたび病院に担ぎ込まれていた!

司会の小倉智昭「7倍の量というのはちょと驚きですね」

田中良幸レポーター「専門家に聞いたところ、急性心不全や脳内出血で死んでもおかしくない量なのだということです」

小倉「週刊誌には、危ない状況で病院に担ぎ込まれたというのが出ていたが、本当の話なのかもね」

ショーン・マクアードル川上経営コンサルタント)「7倍というのは、興奮と快楽が進んで、車で市街地を200キロで走ってるようなものでしょうね。自己破壊は免れない」

中瀬ゆかり(新潮社出版部長)「孤独が原因といわれていますが、逮捕されてもっと孤独になる」

小倉「これだけいっていても毎年増えている。恐ろしい」
http://news.livedoor.com/article/detail/11173595/

小倉智昭の「週刊誌には、危ない状況で病院に担ぎ込まれたというのが出ていたが、本当の話なのかもね」という発言だが、「清原容疑者、11&13年に緊急搬送…電気ショックで蘇生!2度も死にかけていた」という『サンスポ』の記事*2によると、

プロ野球選手でタレントの清原和博容疑者(48)が覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された事件で、2011年と13年に薬物中毒で緊急搬送され、電気ショックなどの治療が行われていたことが9日、分かった。命が危ぶまれる状態で、母親が入院先に駆けつける騒ぎだったという。清原容疑者は少なくとも2回、覚醒剤の急性中毒で生死をさまよったことになる。

2011年の緊急搬送について、10日発売の週刊文春が報じている。11年6月、清原容疑者は東京都内のホテルにいた際に薬物の大量摂取が原因で口から泡を吹いて倒れ、緊急入院した。

 病院には清原容疑者の母親も駆けつけ、「息子を助けるためならいくらでもお金を出します」と号泣。命が危険な状態だったというが、電気ショックなどの治療が施されて助かった。

 13年については、10日発売の週刊新潮が報道。覚醒剤の急性中毒で錯乱状態になり、麻酔薬と筋弛緩(しかん)剤を投与された上で、電気ショックが施されたとされる。14年2月に入院していたことはこれまでも報じられており、薬物中毒により入院が繰り返されていた清原容疑者の“依存性”が、改めて浮き彫りとなった形だ。

これって、所謂オーヴァードーズですよね。過剰な分量のシャブを一気に摂取してしまったために「泡を吹い」ちゃったわけですよね。これは、覚醒剤中毒が昂進してくると、刺戟が鈍化して*3、より多い分量、より高い濃度を求めるということ? アルコール依存症の人は麦酒やワインのようなやわい酒は飲まずに、金持ちはウィスキーやコニャック、貧乏人はジンやウォッカを飲むと言われているのと同じ? 私が煙草を吸っていたときは、ヘヴィな煙草ばかりが好きで、マイルド何ちゃらとか何ちゃらスーパー・ライトとかを吸うくらいなら吸わない方がましだと思っていたけど、これはたんなる趣味の問題で、依存度の高低とは関係ないと思う。
警察権力も早くから清原に目をつけていたわけですよね。だったら、「泡を吹い」て「緊急入院」する前に何故ぱくらなかったのかと思う人も多いのではないかと思う。今頃になって逮捕なんて、幾ら何でも遅すぎ、と。売人をぱくって密売組織を一網打尽にするならともかく、まだ売人も逮捕されていないわけでしょ。それから、医療従事者や医療機関には患者の個人情報に関する守秘義務がある一方で、児童虐待が疑われる場合は、児童相談所などに通報する義務がある。上記の「緊急入院」だと、担当の医者には清原がシャブ中だということはばればれだったわけですよね。薬物中毒が疑われる場合は守秘義務の例外事項にはならないわけだ。
さて、証言によれば、清原は読売巨人軍時代からシャブに嵌っていたらしい。それに関しては、サッカーの前園真聖*4のコメントが傾聴に値するといえる。
『日刊スポーツ』の記事;

前園、清原容疑者「尊敬していた。残念です」
日刊スポーツ 2月11日(木)14時17分配信


 サッカー元日本代表の前園真聖氏(42)が覚せい剤取締法違反で逮捕された清原和博容疑者(48)について「残念です」と語った。都内で11日、「キットカット 日本酒」発売記念J−WAVE番組公開収録に中田英寿氏(39)らと出席した。

 清原容疑者とは、1月放送のフジテレビ系「ワイドナショー」で共演したばかりでショックが大きかったようで、「ずっと見ていた方。共演させてもらった時に礼儀正しかった。(自分の方が)年下なのに、ごあいさつしていただいた。スポーツのジャンルは違うけど尊敬していた。残念です」と神妙な表情で話した。

 清原容疑者は現役時代から薬物に手を出していたとも報じられている。前園氏は「それは報道でしか知らないけれど、サッカーの場合は、ドーピング検査がある。野球は(検査が)ないと聞いている。そのあたりも含めて今後、スポーツの中で対策すべきかなと思う」と話した。

 前園氏は13年10月に酒に酔って傷害事件を起こして以来、禁酒を続けている。この日も中田氏から、アルコール0・8%の「キットカット」を「子供でも食べられる量だと思うよ」と勧められたが、口にしなかった。「今のところ、解禁予定はありません」といい、解禁のタイミングについても「それも決めてないです」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160211-00000074-nksports-ent&pos=5

あと、取り敢えずタイトルだけ;


「清原容疑者“シャブ代”どこから? 金欠なのに放蕩生活」http://news.livedoor.com/article/detail/11174081/
清原和博 電撃逮捕までの“薬物アリ地獄”3650日(2)ある存在に憧れていた」http://news.livedoor.com/article/detail/11177673/


後者は『アサ芸』の記事。「ある存在」とはやの字なのだが、その筋の人たちを読者層に想定している『アサ芸』のアプローチは面白い。