「秘書が」

承前*1

朝日新聞』の記事;


甘利経済再生相、閣僚辞任を表明 2度の現金授受認める

2016年1月28日17時57分

 甘利明経済再生相は28日、内閣府で記者会見を開き、週刊文春で報じられた自らの金銭授受疑惑の責任をとり、閣僚を辞任することを表明した。


 甘利氏は、甘利氏の秘書が千葉県内の建設業者から受け取った300万円を個人的に費消していたことを認めた。その上で、「閣僚としての責務、および政治家としての矜持(きょうじ)に鑑み、本日ここに、閣僚の職を辞することを決断しました」と述べた。

 また、甘利氏は千葉県内の建設業者から2度にわたり各50万円ずつ計100万円の現金授受があったことは認めた上で、弁護士による調査を経て「政治資金として適切に処理されたことを確認した」と語った。
http://www.asahi.com/articles/ASJ1X5TSBJ1XUTFK011.html

あの感謝の言葉*2は発したのだろうか。
文法的にいうと、この記事のミソは「秘書」が二重の主語になっていること、また「していた」という表現だろうか。この「していた」は、話し手の意志の及ばない事態であることを表す。