ヤフーの言い分

承前*1

吉野太一郎「ヤフージャパンに「象牙販売の中止を」 ネット署名、100万人超す」http://www.huffingtonpost.jp/2016/01/28/yahoo-japan-sold-twelve-tons-of-ivory_n_9095716.html


この記事では、最後にヤフー・ジャパン側の言い分を取り上げている;


Yahoo! Japanの広報担当者はハフポスト日本版の取材に対し、以下のように回答した。

報道の事実関係については、

「確定的な根拠のある数字ではないと考えている。適法な象牙の出品が増加すること自体は何ら問題ないと考えている。弊社では毎日パトロールを実施し、違法な出品を発見した場合には速やかに削除等の措置を講じている。日本では象牙製品の輸出入は原則的に禁止されており、密輸の摘発が増加しているという事実も確認されていない。弊社での象牙製品の取り扱いと、海外での象の密猟や個体数の減少を結び付ける主張には確たる根拠はないと考えている」

国際的な批判が高まっていることに対しては、

「抗議活動は認識はしており、希少な野生生物の保全は、弊社としても重要な問題だと強く認識しているが、現時点で、適法な取引を禁止する理由はない。懸念の声が寄せられていることは重く受け止め、環境・動物保護団体や関係省庁と連携しながら、違法な出品への対策を講じるとともに、弊社の見解をしっかりと伝えていきたい」

とコメントした。

ただ、付け加えると、象牙の「適法」性が怪しいという指摘があるわけだ。
See also


Rachael Bale「日本で違法な象牙取引が横行、覆面調査でも確認」(高野夏美訳)http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/121400363/