関口一喜「3月解禁、8月選考で就活は“親たちが東奔西走”」http://www.asahi.com/and_M/interest/SDI2015031091301.html
「経団連は会員企業に説明会の「解禁日」を3月1日から、選考を8月1日からにするよう指針を出した」という。
『週刊ポスト』というと、小学生向けの「宿題代行業者」に関する悪質・下劣な記事を出したことがあったのだ*1。直接その記事を読んだわけではないのだが、関口氏の紹介を読む限りでは、「父親」が「卒論のゴーストライター」になることに対する批判的な視点はないようだ。まあ、小学生向けの「宿題代行業者」肯定ということからすれば、その方が一貫しているけど。『週刊ポスト』などに倫理性とかを期待するというのも虚しいことだけど、だったら、我々は地獄の果てまで同伴していきます! って、小保方晴子を徹底擁護してみせろよ。そこまで一貫していれば、誰もが凄い! 参りました! と感動すると思う。
これに学生たちは慌てた。短期決戦になっただけでなく、卒業論文の作成時期と重なって、就活に専念できなくなってしまったからだ。慌てたのは学生だけではない。『週刊ポスト』(3月13日号)によると<親たちが東奔西走>しているのだ。就活予備校の広報担当者が「親御さんの問い合わせ件数は例年の倍です。日程変更に不安を感じる方が多い」と明かしている。トップ私大に通う大手金融機関志望の男子学生(経済学部)の父親は卒論のゴーストライターを引き受けた。「経済学部卒の父に頼んで代筆してもらうことにしました。就活の合間を見て参考文献のリストと先輩の論文のコピーを渡して、後は任せます」と息子はちゃっかりしたもので、父親も「よし、わかった。お前は就活に集中しなさい」と。
息子のために8月上旬に有給休暇を取る父親はこう話す。「(中部地方の国立大3年生の)息子は東京の大手企業を狙っているから、毎日のように新幹線で上京するだろう。駅までの送迎はもちろん、東京で連泊するようなら着替えを届けなければなりませんから」