かわいそうに

かわいそうにというのは、以下の文章を書いた馬鹿者のお嬢様。
週刊ポスト』の記事;


宿題代行業者 小5感想文の題材に佐々木俊尚氏の著作を選択
2014.08.26 07:00

 お盆休みが終わり、8月も終盤になると子供を持つ家庭でお決まりなのが、手つかずの宿題の山に悩まされる光景だろう。昔から助け舟を出す親は少なくなかったが、今、保護者の間で「宿題代行業者」が人気だという。実際に依頼すると、そのサービスに驚かされた。

 小学5年生の娘の読書感想文を別の業者に頼んだ。すると「作品に反映するため」として、子供の性別や習い事、ペットの有無といった簡単なアンケートが送られてきた。この業者はワープロ打ちの作文が納品され、児童本人が書き写すタイプだ。料金は原稿用紙3枚で2万円と前述の業者より高め。通常の納期(数日)ならば実費を支払って本を指定できる。緊急の依頼の場合は本選びができないとのことで今回はお任せとなる。

 届いた読書感想文は佐々木俊尚・著『自分でつくるセーフティネット』(大和書房刊)がテーマだった。小学生らしさを出そうとしてなのか、句点が多い文章に仕上がってはいる。しかし、「従来」や「雄弁」といった小学生にしては難しすぎる単語が使われているうえ、本のセレクトも小学生としては高度すぎるような……。

「もっと小学生らしくしてほしい」と再度問い合わせると、本は変えられないものの3000円の修正料で文章はかなり小学生らしく直して送ってきた。

週刊ポスト2014年9月5日号
http://www.news-postseven.com/archives/20140826_272987.html

驚くのは、この文章を読んでいて、道徳的疚しさの類というか、恥じらいが全く感じられないということだ。そういえば、数年前に大学生のための「卒論代行」というのがちょっとした話題になっていた*1。この「小学5年生の娘」さんが将来大学の卒論を「代行業者」に丸投げしたり、コピペだらけの博士論文を書いたとしても、こいつは親として娘を道徳的に批判することはできなくなる。
とにかく確実にいえることは、『週刊ポスト』は今後佐村河内守小保方晴子を批判することは許されないということ、またもし過去に批判的な記事を出したとしたら謝罪をしなければいけないということだ。

上の記事だけど、記事それ自体を代行業者に丸投げしたものだということならば、逆に脱帽してしまう。