広州に昆明

淡路島の平野達彦による刺殺事件*1の報道を読んだとき、(書き忘れていたけど)中国広東省のことを想起していた。


Associated Press “China knife attack suspect shot dead after wounding nine people” http://www.theguardian.com/world/2015/mar/06/china-knife-attack-suspect-shot-dead-after-wounding-nine-poeple


広東省広州駅で、ナイフを持った2人の男が通行人に襲いかかり、9名に重傷を負わせた。そのうち1名は警官に射殺され、もう1名は逮捕された。上掲の記事が書かれた時点では犯行動機等はわかっていない。
広州駅は駅前のだだっ広い広場が印象的で*2 、昔は中国への個人旅行というと、先ず香港から中国に入国して、広州で乗り換えて、中国各地に散るというのが一般的だったと思う。その意味では、広州駅というのは〈中国の表玄関〉であった。
さて、淡路島の事件の後に、雲南省昆明で刺殺事件が起こっている;


人民網「昆明一高校発生持刀傷人案致1死5傷 嫌疑人被控制」http://legal.people.com.cn/n/2015/0312/c42510-26684460.html


3月13日15時10分頃、昆明医科大学海源学院で同学院の2年生汪某(湖北省天門市出身)が突然ナイフで在校生を刺し、1名を殺害、5名を負傷させ、逮捕された。昆明の公安当局によると、汪某は「抑鬱症」を患っていたという。しかし、「抑鬱症」と発作的な殺人は結びつかない。

*1:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150309/1425909192 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150313/1426180154

*2:中国の駅で、だだっ広い広場があるのは広州に限らないけど。