高麗扇?

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110523/1306165053に対して、


yellowkitty 2011/05/24 05:36 日国大を見ると、語源には大きく分けて「暗がり、黒」系と「カミ」系と二つあるようですね。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110523/1306165053#c1306182997
Thank you! 言及しそこねていたのですが、「神」をクマと読ませるものとして、「神代」という名字(九州の武家)がありますね*1。映画監督の神代辰巳(クマシロタツミ)は佐賀県生まれですが、その一族なのかどうか。また、長野県には「神稲」と書いて「くましろ」と読ませる「神稲建設」という会社があった*2
話は変わる。雑誌『O2』5月号の特集は「摺聚清風」。「扇」である。扇子は日本で発明された。中国では古来「扇」といえば「団扇」であった。奈良時代に団扇が日本に伝来すると、程なく日本人は扇を折り畳んで携行するすることを思いついた。扇子が中国に逆輸入されたのは北宋の時代であったという。「嘉因」という日本僧が太宗に拝謁した際の献上品の中に「檜扇」20枚と「蝙蝠扇」つまり竹を骨とした扇2枚が含まれていた。しかし、中国社会で扇子(「折扇」)が普及するのはその数十年後。また、日本から直接伝わったのではなく朝鮮半島を経由してのことだったという。日本の扇子は先ず高麗に伝わり、そこで手を加えられて「高麗扇」となり、それが中国大陸に伝わった。ただ、「高麗扇」が如何なるものだったのか、見たことはない。

さて、朝鮮の熊ならぬ金正日が上海に出没するかもという報道がある。金正日の追っかけといえば日本のメディアなのだが、今回は日本からの情報があまり伝わってこない;


Associated Press “Shanghai visit on the cards for Kim Jong Il” Shanghai Daily 23 May 2011