再評価の話 - Living, Loving, Thinking, Again

承前*1

http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51797822.html

池田香代子さん*2のエントリーなのだが、先ず孫崎亨という人に依拠して福田康夫元首相*3を再評価している。そして、菅直人の再評価。
さて、菅直人だが、「不信任」を乗り切った以上、安易に辞めるというのは今度は逆にできなくなるのではないかと思う。「不信任」案を否決した直後に辞任した首相ということでは、あの森喜朗がいる。「不信任」案を否決した直後に辞任して、自民党の総裁選挙が行われ、小泉純一郎が当選し、あの小泉時代の幕開けとなった。愚鈍な森とのコントラストによって、初期の小泉は輝いて見えていたということはあるのだが、そのときに思ったのは、森の手口及びそれを認めた当時の自民党は国会の議決の重みをなめているんじゃないかということだった。「不信任」案を否決したということは反対派に抗して政権を或る程度の期間続けろというのが国会の集団的意思として現れたということであり、辞任するのだったら、「不信任」案の採決の前に潔く総辞職すべきだったろうということだ。今回の菅直人の場合にも、それは当て嵌まると思う。
話を戻すと、池田さんは既に５月の段階で「トリウム原発」*4を巡って小沢一郎及び所謂〈小沢信者〉から距離を置き始めていたらしい*5。
また、池田さんも言及している「再生可能エネルギー促進法」、特に「電力の全量買い取り制度」の、自然エネルギーへの投資資金呼び込みに対する効果については、「カトラー」氏*6の「管直人首相が目論む？「脱原発解散総選挙」というウルトラ延命策」*7が興味深い*8。

*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110603/1307042637 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110607/1307423592 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110610/1307682045

*2:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100913/1284379963 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101007/1286386148 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101102/1288712069 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110111/1294672886 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110214/1297620740 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110523/1306165053

*3:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20071220/1198169709 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090308/1236529774 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090322/1237716616 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090713/1247503739 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091228/1262008004 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100728/1280252172 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101102/1288721333

*4:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110702/1309623906

*5:http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20110703/1309658567

*7:http://katoler.cocolog-nifty.com/marketing/2011/06/post-296e.html

*8:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110416/1302934724