「うそ忌引」

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死んだ父が電話に…うそ忌引常習自衛官を懲戒処分

 父親が死亡したなどとうそを言って計4回、特別休暇を不正に取得したとして、陸上自衛隊大津駐屯地は22日、中部方面混成団の20代の男性尉官を停職40日の懲戒処分とした。警務隊は尉官が弔慰金など約8万8000円を不正に受け取ったとして同日までに詐欺容疑で書類送検した。上司が手続きのために尉官の実家に電話したところ、父親が電話に出たため発覚した。

 大津駐屯地によると、尉官は2007年12月〜09年9月に忌引休暇を4回申請し計21日間取得した。最初は07年12月、祖母が亡くなったとする虚偽の申請。2度目は昨年1月で叔父、3度目は同2月に母、4度目は同8月に父が亡くなったとしていた。

 申請が虚偽だったことは昨年11月、上司が人事上の手続きを行うため、尉官の実家の姉に電話をかけた際、亡くなったはずの父が出て発覚した。驚いた上司が尉官に「洗いざらい話しなさい」と問い詰め、すべてうその申告だと分かった。父の“不幸”に際して、尉官は弔電を断ったり、「(弔問などに)来てもらわなくていい」などと言っていたという。母のときなどにも同様の対応だった。4人はすべて健在。

 中部方面混成団には教育大隊、陸曹教育隊普通科連隊があり、それぞれの下に中隊がある。大津駐屯地によると、隊員の家族に冠婚葬祭があるたび、中隊ごとに慶弔金を集めて本人に渡すことになっており、尉官の場合、母のときに花代として現金約3万3000円、父については弔慰金として現金5万5000円、計約8万8000円が渡されていた。全額返還されているという。

 尉官は訓練内容案を作成したり、その実施に立ち会うなどの業務を行っていた。虚偽の特別休暇申請の動機について、「自分の仕事がちゃんとできるかどうか不安になって、勤務意欲を喪失した」と話しているという。

 同駐屯地は尉官について「有給休暇を取るなど休みがちだったが、勤務態度上の問題はなかった」としている。尉官は辞職の意思を示しているという。

 ◆警務隊 自衛隊内部の秩序維持や刑事事件処理を担当する部隊。自衛官の中から任命される警務官や警務官補で組織。防衛相直轄。警察などと同様、家宅捜索や逮捕、送検などの権限がある

[ 2010年02月23日 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/02/23/01.html

これを読んで、学生時代、親戚が死んだとか言って、試験をサボっていた奴がいたなということを思い出した。試験会場の教室に行って、親戚が死んだという電話があってこれから田舎に帰らなければいけないので試験を受けられませんとかいう。教師の方は、じゃあ後でレポートを提出しろと言うしかない。非常勤講師だったらもう学内で会うことはないだろうけど、専任の教員だと、学内でばったり見かけられて、あいつたしか田舎に帰っている筈じゃない? とばれてしまう危険は多々あると思うが、そいつがそういうことまで意識していたのかどうかは不明。