Weghur

土曜日は、Eさんに「糖朝」*1広東料理を奢っていただく。
その後、Weghur*2のライヴを観に、育音堂へ*3
Weghurは昨年の12月に見逃してしまったバンドなのだが*4、上海在住のウィグル人Hassan Mahmut(ギター、ヴォーカル)と仏蘭西人Jay(ベース)、Maxime "Xeum" Lenik(ドラムス)のトリオ。この日の前座は先ず米国羅府出身の女性ヴォーカリストSarah Routh。彼女はアコースティック・ギター、ベース、ドラムスのトリオで登場したが、如何にもアメリカンなフォーク・ロックを歌う。それから、One Consciousness。これは如何にも頭が悪いというか脳天気な米国少年といった感じの*5パンク・バンド。11時頃、いよいよWeghurが登場。彼らのスタイルは、勿論ウィグル風というか中央亜細亜的なリズムや旋律が挟み込まれたりもするのだけれど、それよりもこれぞロック!という感じのものだ。具体的には、ジミ・ヘンドリックスやクリームのようなサイケデリック・ロックに近い感じがする。Hassan Mahmutはウィグル語で歌うジミヘン! 殆どの曲が10分以上で、しかも派手なギター・ソロなどはないのに、全く退屈させることはない。休憩を挟んだ第二部では、Hassan Mahmutがアコースティック・ギターでウィグル民謡を弾き語りすることから始まったが、2曲目からはまた元の調子に戻る。ゲストのラッパーが登場したり、Sarah Routhが飛び入りしたりして、アンコールの1曲が終わったのは既に午前1時近かった。
WeghurのCD、Wild Rideを買う。