どうやらサンプリング調査になるようだ

承前*1

『産経』の記事;


文科相、学力テストは「来年度から抽出調査に」
2009.10.9 12:28


 川端達夫文部科学相は9日の閣議後会見で、小学6年と中学3年の全員を対象に行われている全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、「関係団体や有識者から今後、意見を聴くが、抽出方式でやる方向でまとめようという意志を持っている」と述べ、来年度から抽出調査に転換する方針を明らかにした。

 自治体などからは全員調査について「子供一人一人が自分の学力を把握できる」として評価する意見も出ているが、川端文科相は「そういう声もあることは承知している」としつつ、「成績を上げることだけを競争し合うことになっては意味がない」と述べ、全員調査が過度の競争を招くことに懸念を示した。

 その上で、「全国学力テストの最大の目的は、各地域の教育水準が均一化し、向上すること。費用対効果の問題でもあるが、目的を達するには抽出で十分ではないか」と述べた。

 また、「学力の動向をみるなら科目を増やすべきではないか」とも指摘、国語と算数(数学)の基礎・応用の2教科4科目で行われている現行方式を見直す考えも示した。

 全国学力テストは平成19年度に43年ぶりに復活。民主党の支持母体の日教組は、同テストが教育現場に負担となることと、過度の競争を招く懸念などを理由に実施に反対している。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/091009/edc0910091229003-n1.htm

取り敢えずまともな判断。
「また、「学力の動向をみるなら科目を増やすべきではないか」とも指摘、国語と算数(数学)の基礎・応用の2教科4科目で行われている現行方式を見直す考えも示した」に関しては、http://benesse.jp/berd/center/open/berd/backnumber/2005_04/fea_ikeda_01.htmlも参照されることを提案したい。