『一九八四年』など

土曜日、本を2冊買う。

カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(土屋政雄訳)ハヤカワepi文庫、2008

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

ジョージ・オーウェル『一九八四年 [新訳版]』(高橋和久訳)ハヤカワepi文庫、2009
一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

イシグロの『わたしを離さないで』は、単行本が出た直後にTVで誰かが文体が凄いですねと言っていた。それを聞いて、あんたの言っているのはイシグロの文体じゃなくて訳者の文体だろと思ったのだ。
『一九八四年』はトマス・ピンチョン*1の「解説」(元々は2003年Penguin版の"Introduction")が収録されている。