南米の日系人(メモ)


そのホンダ議員がいま熱心に関わっているのが、第二次大戦中に収容された、南米の日系人たちの救済だ。当時南米に住んでいた多くの日系人たちが、米国に連行され、在米日系人と同様に収容された。また、かれらは米国に居住権がなく、もともと住んでいた国も積極的に受け入れようとはしなかったため、戦後収容所が廃止されても元の国に戻れず、米国で住むこともできずに、南米で生まれ育ち日本語をしゃべらないにも関わらず日本に送られた人も多くいた。

 かれらに対する補償は、ごく一部の特殊な状況に置かれた人に対してのみおこなわれているが、まったく十分とは言えない。そこでホンダ議員は、同僚らと協力して、かれら南米出身の日系人を救済するための法案を執筆し、いまの議会で成立させようとしている。
http://d.hatena.ne.jp/macska/20090226/p1

南米の日系人が合衆国に連行されたことについてはよく知らない。このことは、大和族というエスニシティにアイデンティファイするものとして、大いにその無知を恥じなければならない。少し考えてみれば、当時南米には連合国側の国が少なからずあったわけだ。ただ、熱湯浴とか国士様にとっての〈日本人〉というのはエスニシティとしての大和族とは関係が(皆無ではないにせよ)薄いものなのかも。
また、Michael Honda氏は自らが「戦時中の日系人強制収容所の経験者であり、日系人に対する補償実現に尽力した」ということ*1は確認しておくべきだろう。