石剣峰「”20年了、世界安全没有顕著変化”」『東方早報』2010年12月22日
フランシス・フクヤマ*1は復旦大学で開催されていた「未来世界論壇」で講演するために上海に滞在しているが*2、上の記事はフクヤマへのインタヴュー。
先ず最初に彼が20年前に提出した「歴史の終わり」問題について語っている。よく「歴史の終わり」はもう「終わった」のかと訊かれるけれど、自分としては今も「歴史の終わり」論を「堅持」しており、「目前的情況只是延長了這個終結的過程」なのだと。さらに、米国政治、中国問題、朝鮮半島問題等について語っている。興味深かったのは、彼が現在の米国政治について、
という見解を示していること。
美国政府目前的大問題不在於是新保守主義還是自由主義、問題是両党政治的分裂、自従小布什在2000年争議性地上台之後、美国的政治生態一直在悪化、很難形成両党共識、更不要説両党合作。不僅是政治家、連普通知識分子和美国人都開始分裂成左派和右派、甚至龐大的中間選民也開始分化成左右、這很危険。
ところで、朝鮮半島情勢に関して、「我不覚得日本在其中扮演甚麼重要角色」と述べている。