東京中央郵便局

既に6月のことであるようだが、林克明という方の「東京中央郵便局を保存しよう」というエントリー*1を偶々見たら、東京中央郵便局が立て替えられるという。以下、『産経』の記事;


東京中央郵便局 200メートルへ高層化
2008.6.25 18:48


 日本郵政グループは25日、東京中央郵便局(東京都千代田区丸の内)の建て替え計画を発表した。新たに建設する「JPタワー」(仮称)は38階建て、高さ約200メートルで、床面積は現局舎の5倍強となる約21万5000平方メートル。その大半をオフィスや商店などに賃貸し、新たな収益源とする。10月に入札で施工業者を決めて着工し、平成23年度中の完成を目指す。

 総事業費千数百億円は郵便局会社が全額出資。年間約250億円の賃料収入が見込まれ、百数十億円の利益向上に結びつくという。

 外観デザインは世界的な建築家ヘルムート・ヤーン氏が担当。地上5階、約31メートルまでの低層部は現局舎の外壁付近を保存・活用し、レンガ造りのJR東京駅などの景観と調和を図る。

 東京駅前という立地を特性を考慮し、東京を紹介する案内施設や会議場を設置して都市機能に貢献する。駅や、約200メートル南の会議・イベント施設「東京国際フォーラム」とは地上や地下の遊歩道で結ぶ。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080625/biz0806251850014-n1.htm

勿論、現在の外壁は保存されるようだが、上の記事に付されている「完成予想図」を見ると、低層部と(新しく建てられる)高層部が調和していない*2。東京中央郵便局の建物*3は、けっこう流麗なデザインで、好きだったのだ。また、1930年代に作られた高層建築は東京には既にあまり残っていないんじゃないか。