「竹島」にて

日韓問題のそれではない。

安藤健二「島に1人しかいない郵便局員が消える。鹿児島県・竹島の住民「起きるべくして起こった」 (UPDATE)」http://www.huffingtonpost.jp/2017/11/10/takeshima-post_a_23272849/


曰く、


鹿児島港からフェリーで3時間かかる離島「竹島」。鹿児島県三島村*1に属している。過疎化が進み、人口は約80人。一般銀行もコンビニもなく、ATMも皆無だ。郵便局の「ゆうちょ銀行」は、島で唯一の金融機関である。

その唯一の郵便局から、たった1人しかいない郵便局員がいなくなった。郵便局は一時閉鎖に追いやられた。ある島民は、ハフポスト日本版の取材に、ため息をつきながら「起きるべくして起こった事態」と語った。


朝日新聞デジタルによると竹島簡易郵便局は、もともとは鹿児島中央郵便局の分室だったが、7月に日本郵便から業務委託された簡易郵便局になった。それに伴って日本郵便の職員ではなく、島外出身の男性(31)が村の嘱託職員として窓口業務を担うことになった。

職員は10月27日に「実家に帰ります」として数日間の休暇を取った後、連絡が取れなくなった。三島村は郵便局を11月6日から10日まで休業。代わりの嘱託職員を村内の黒島から派遣し、13日から12月中旬までは月、火曜日だけの営業として、新しい嘱託職員の募集を始めた*2

本人の性格と業務の過酷さ、2つの要因が重なり合って、今回の失踪事件は起こったようだ。
ところで、これを契機に島のキャッシュレス化が一気に進むということはないのだろうか。ATMにしても郵便局の窓口にしても、定期的にキャッシュ(日本銀行券)を搬入(搬出)する必要がある。オンライン化してしまえば、そうした搬入(搬出)は必要なくなる。
吐噶喇列島の一部。「竹島」という島名の由来はこの島が琉球竹に覆われていることによる。果たして、韓国人が「独島」と呼ぶ「竹島」の方には「竹」はあるのだろうか。
Wikipediaに曰く、

竹島」の名が示すとおり、島全体をリュウキュウチク(琉球竹)が占め、その他は黒牛の放牧地として牧草が植えられている。
リュウキュウチクの竹林の中では、ハルザキヤツシロランをはじめとするラン科植物数種の生息が確認されている。なかでもトカラヤツシロランは2002年に、タケシマヤツシロランは2013年に発見された新種で、いずれも竹島のみに生息している固有種である。さらに、 タケシマヤツシロランに至っては、光合成も開花も行わないという、発見当時はラン科植物として世界で2例しか発見のないきわめて珍しい種となっていた。その後2014年にヌカヅキヤツシロランが発見されている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E5%B3%B6_(%E9%B9%BF%E5%85%90%E5%B3%B6%E7%9C%8C)
また、

安藤健二「「キセキのタケノコ」で故郷を救え。人口80人の離島に帰った山粼晋作さんの思い」http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/10/shinsaku-yamazaki_n_12426452.html


曰く、


竹島という離島がある。といっても、韓国と領有権を巡って係争中の島根県の島ではない。鹿児島港から村営フェリーで3時間ほど先にある鹿児島県三島村の「竹島」だ。島全体がリュウキュウチクという竹で覆われていることからこの名前がついた。人口は2016年10月現在で82人*3。50年前に比べて半減しており、過疎化が深刻だ。

島には高校がない。若者の多くは中学卒業と同時に島を出て、鹿児島県内の高校に通う。多くは、そのまま戻ってこない。そんな中、鹿児島市内のIT企業に勤めていた山粼晋作さん(33)は2014年4月、脱サラして生まれ育った竹島に戻った。妻と1歳半の息子のため、島名産のリュウキュウチク(大名筍)を「キセキのタケノコ」*4としてブランド化を目指している。