ピンイン50年

Xinhua “After 50 years, pinyin still rules” Shanghai Daily 11 February 2008


現代中国語の表音システムであるピンインの採用は1958年2月11日の第5回全国人民代表大会で採択された。だから、今年はピンインが世に出てから50年ということになる。また、ピンインはたんに漢語(マンダリン)の羅馬字表記だけでなく、壮語、布依語、哈尼語といった少数民族言語の羅馬字化のベースともなっている。

現在、ピンインがわからなければ中国語の辞書も引けないわけだが、現在ピンインが最も活躍するのはコンピュータやケータイでの羅馬字変換においてであろう。因みに、ピンインをよく解さない低学歴の人や台湾人は手書き入力ができるケータイの機種を好む。
ところで、台湾の地名を英語で表記するときにはピンインではなくウェード式を用いるのが(中国大陸でも)きまりにはなっている――台北はTaibeiではなくTaipei。