偽物その他

『読売』の記事なり;


偽札かどうか調べる…偽警官、コンビニから10万円盗む

 10日午後11時45分ごろ、大阪市都島区東野田町1のコンビニエンスストア「ショップ99都島東野田店」に、都島署の警察官を名乗る男が訪れ、男性従業員(22)に「近くのコンビニで、偽1万円札を使った事件があったので調べさせてほしい」と話しかけた。従業員がレジ2台から1万円札計10枚を渡すと、「機械に通して調べてくる」と言って持ち去った。

 男が戻ってこないため、不審に思った従業員が約1時間後、警備会社を通じて110番。偽の警察官とわかり、同署が窃盗事件として調べている。

 調べでは男は、40〜50歳代で約1メートル80センチ。黒縁の眼鏡をかけ、黒っぽいジャンパー姿だった。同署によると、付近で偽札が使われた事件はないという。

(2007年11月11日12時8分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071111i102.htm

「黒っぽいジャンパー姿」ということは私服だったということか。一応は警察手帳らしきものも見せたのだろうけど、ふつうの堅気の人で本物の警察手帳を見たことがある人も少ないだろう。この事件で密かに喜んでいるのは警察当局かも知れぬ。こうした事件が成立するのは〈警察〉の権威が社会的に存在していることを前提にしているからだ。
ということで、故種村季弘先生の『ぺてん師列伝―あるいは制服の研究』をマークしておく。
ぺてん師列伝―あるいは制服の研究 (河出文庫)

ぺてん師列伝―あるいは制服の研究 (河出文庫)

ところで、日本における「ブルーギル」の起源を知る。『京都新聞』の記事;


陛下「外来魚繁殖心痛む」
琵琶湖畔で異例のお言葉

 
 天皇、皇后両陛下は11日、大津市の琵琶湖畔で開かれた「第27回全国豊かな海づくり大会」の式典に出席された。

 天皇陛下は琵琶湖で問題となっている有害外来魚の繁殖に触れ「ブルーギルは50年近く前、私が米国より持ち帰り、水産庁の研究所に寄贈したもの」とし「食用魚として期待が大きく養殖が開始されましたが、今このような結果になったことに心を痛めています」と異例の言葉を述べた。

 滋賀県によると、琵琶湖には1960年代にブルーギルが侵入し、90年代に爆発的に増加。モロコなど在来魚の漁獲量激減の原因となった。釣った魚の回収ボックスを設置したり、持ち帰りを奨励するなどの対策を県が講じ、外来魚は減少傾向にあるという。
 両陛下は式典後、琵琶湖畔に設置された台からニゴロブナやアユなどの稚魚を放流。大漁旗を立ててパレードする漁船に手を振って応えた。(共同通信
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007111100035&genre=A1&area=S00