毛岸青死去

 JI Mi “Mao Zedong’s last-surviving son dies” Shanghai Daily 26 March 2007


毛沢東の息子である毛岸青氏が先週の金曜日に北京にて死去した。享年83歳。これで毛沢東の子の代でこの世にいる者はいなくなった。
1930年に母親の楊開慧が暗殺されたとき、中国共産党は毛岸青ら兄弟を上海に避難させた。彼らは現在の江寧路にあった中国共産党が運営していた幼稚園へ通った。直ぐに、共産党が国民党の圧力により上海を撤収したため、幼稚園は閉じられることになり、毛岸青ら兄弟はDong Jianwuという人に預けられた。Dong氏も上海を去ることになり、兄弟は彼の元妻に預けられた。やがて、兄弟はパン屋の徒弟となったが、そこでいじめを受け、逃げ出し、新聞売りや屑拾いをして生き延びた。1936年に毛岸青と毛岸英は共産党によって仏蘭西の巴里に送られ、さらに1937年には蘇聯に送られ、そこで教育を受けた。毛岸青が中国に帰国したのは1947年。革命後は中国共産党中央委員会露西亜語通訳として働いた。
なお、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060828/1156737920毛沢東の孫娘に当たる孔東梅さんについて触れた。