扇子その他

所謂日記。
日曜日、某市場調査会社のEさんが我が家を訪ねる。お土産として、最近の露西亜旅行で買ったウォッカをいただく。
午後は上海図書館で開かれている「上海瑞生・扇藝術博覧会」*1へ。扇子や団扇に描(書)かれた書画。某出版社の編集者Z嬢、某日系化粧品会社勤務のW嬢、M弁護士(日本人)と合流。この展覧会に4点作品を出品している「醍醐坊」張恢さんに案内していただく。張さんの奥様は某日系ファッション雑誌の編集長。張さんの画風は日本の美人画の影響を受けたものだという。山水や花鳥から漫画風まで、中国画のあらゆる様式が扇子や団扇という小さな空間に濃縮されているのを一覧するのは楽しい。勿論、たんなる展覧会ではなく、即売会を兼ねた〈生臭い〉ものではあるが。「瑞生」*2とはスポンサーとなっている不動産屋。
それから、私たち夫婦とZ嬢、M弁護士で、七浦路へ。Comme des GarconsのTシャツを買う。ローリング・ストーンズのあのベロの柄、あのハート型キャラクターの奴その他。Comme des Garconsといっても、Playというレーベルだし、アイテムはTシャツではあるが、値段は信じられないくらい。
タクシーで静安寺へ。「豆撈坊(Dolar Shop)」*3で夕食。お洒落な火鍋屋。先ずスープのベースである「鍋底」を選ばなければならないのだが、四川風、和風、印度風等々ある中で、インドネシア風を選んだ。最近、何人かの人から、火鍋屋に案内しろという日本人が多いという話を聞いたけれど、日本では中華の鍋物がブームになっているの?
日本関係でブームといえば、Bathing Apeの流行は香港でブレイクして、既に上海に伝播している。あと、Y3を着る人も増えている。
ブームというと、ペン習字が流行っているらしい。そういうのに敏感な妻は早速お手本を買ってきて、ここ数日ペン習字にはまっている。最初に中国に行った1989年頃、『雷鋒日記』をペン習字のお手本にしたものが出回っていたが、現在は唐詩とか『千字文』といった古典物が中心。ペン習字は日本でも流行っているらしく、6月に日本に帰ったとき、私の親は『奥の細道』を買ってきて、ペン習字していた。