北京のジダン

 ZHOU Zuyi “Zidane’s butt leaves its mark” Shanghai Daily27 July 2006
陳均「10天後、“百万斉達内” 仍待字閨中」『東方早報』2006年8月1日
 陳均「搶注併非没有後遺症」『東方早報』2006年8月1日


7月18日、北京の広告代理店「北京飛越無限体育文化有限公司」の董事長・趙曉凱氏は頭突きするジダンのシルエットの商標登録を申請。名付けて、「鉄頭功」。申請が認められるまで1か月かかるが、承認後、麦酒メーカーとスポーツ・ウェア・メーカーに限定して、最低価格100万元から商標使用権をオークションにかけるという。商標登録申請料は2000元。また、このシルエットの彫刻を18体限定で作る計画もあるという。
言い分としては、あくまでもシルエットなので、図そのものからジダンとアイデンティファイすることは不可能、本国仏蘭西でも類似の商標はまだないので、問題はないということだ。ジダンは「遠在万里之外的中国」でこんなことになっているとは気付いていないだろうが、もし本人が異議を申し立てたら、どうなるのか。中国の法律では、2年以内に問題が発見された場合は商標登録取り消しもあり得る。しかし、5年間問題も異議もなかった場合、取り消しは永久に不可能となる。
サッカー少年への影響を考えるとか以前に、取り敢えず商売のネタにしてしまうのはやはり凄い。