2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

文革中に文革はわからなかったのでは?

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140611/1402495986に対して、 nessko*1 2014/06/13 12:43 あのころ共産圏にユートピアを幻視するというのは、当時の西側先進国のミドルクラス以上の一部の人の特権的夢想だったのかもしれないですよね。 読んでさすがにち…

『ハンナ・アーレント』など

先ず、散歩の序でに近所のブックオフで。原武史『沿線風景』講談社文庫、2013沿線風景 (講談社文庫)作者: 原武史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/02/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (17件) を見る吉川節子『印象派の誕生 マネとモネ』中公新書、…

「文体」の変容(メモ)

反哲学入門 (新潮文庫)作者: 木田元出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/05/28メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 45回この商品を含むブログ (48件) を見る木田元*1『反哲学入門』からメモ。 近代の哲学書の文体はカントのあたりで大きく変わります。それは…

ベーコンを巻く?

ジェイン・オースティンの読書会 (ちくま文庫)作者: カレン・ジョイファウラー,Karen Joy Fowler,中野康司出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/11/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見るカレン・ジョイ・ファウラーの『ジェイン・オースティ…

STOP not STAP

承前*1今にして思えば、佐村河内守騒動*2というのは小保方騒動の前座だったわけね。 『毎日』の記事; STAP細胞:論文ではあり得ない染色体 研究員ら解析毎日新聞 2014年06月11日 19時43分(最終更新 06月11日 23時49分) 理化学研究所の小保方(おぼかた…

通過儀礼としての妊娠と出産(メモ)

イブの出産、アダムの誕生―お産を愛する人たちが語るもうひとつの出産 (人間選書)作者: きくちさかえ出版社/メーカー: 農山漁村文化協会発売日: 1998/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログを見るきくちさかえ『イブの出産、アダム…

Coming of age(Memo)

宇沢弘文、斎藤眞「新保守主義台頭の歴史的背景――アメリカ・リベラリズムの命運は?――」(宇沢弘文『現代経済学への反省』、pp.175-205)*1から再度抜き書き。斎藤氏の発言。 つまり、「アメリカ・カムズ・オブ・エイジ」。いわばいま青年期にあって、大人に…

観音壊し

『読売』の記事; サウジ籍の慶大院生、浅草寺で仏像4体損壊 読売新聞 6月12日(木)7時36分配信 浅草寺(東京都台東区)に陳列されていた仏像4体を壊したとして、警視庁浅草署は11日、サウジアラビア国籍で、川崎市幸区南加瀬、慶応大大学院生のモハマド…

モデルは蘇聯(メモ)

松本尚也、相楽美成「筑波研究学園都市 次なる半世紀へ 中」『毎日新聞』2014年6月12日 少しメモ。 筑波は、スタンフォード大を中心に形成された米国のシリコンバレーがモデルと誤解されるが*1、実は旧ソ連のノボシビルスクを参考に造られた。ノボシビルス…

中国、ユートピアとしての(宇沢)

現代経済学への反省―対談集作者: 宇沢弘文出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1987/05メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (4件) を見る宇沢弘文先生*1の対談集『現代経済学への反省』。これを最初に捲ったときにいちばん印象が強かったのは…

狐がよく死ぬ

以前から、Firefoxは、OPERAやIEなどのほかのブラウザよりも脆弱というか、よく落ちていたのだが、最近、とくに暫く前に勝手にアップグレイドされてしまってからは、高死亡率がずっと続いている。多分、平均寿命は半日を切っているのでは? https://support.…

召還(メモ)

“Thai Generals Go After Exiles and Academics” http://www.asiasentinel.com/politics/thai-generals-go-exiles-academics/ 先月22日のクーデタで権力を握ったタイのPrayuth Chan-ocha政権は世界各地の大使・総領事をバンコクに召還し、海外在住のタイ知識…

Untitled

家の用事で帰国中。 6月9日、午前8時45分発のデルタ航空機で成田へ。空港での待ち時間に、怒りのために「なかなか読み進めることができな」かった*1先崎彰容『ナショナリズムの復権』の残りを一気に読了。機内では『謎解きはディナーのあとで』*2を、タイ…

Hello Again

そういえば、3月の下旬から2か月以上 blogを更新していないのだった。無更新の期間が長引くと、再開のきっかけが掴めず、それがさらに空白を長引かせてしまう。 数日前、久々に星をいただいたので、それを再開の契機にしようか。 sumita-mさん (id:sumita-…

『王小波伝』

最近買った本。楽文城『王小波伝』浙江大学出版社、2014 序言(李銀河*1) 第一章 童年時:撒野、挨揍與飢渇閲読 第二章 在雲南:沈黙、苦痛與嚐試写作 第三章 帰北京:自学、農活與工人生涯 第四章 愛情路:碰到、愛上與特立独行 第五章 上大学:高考、求知…