松本尚也、相楽美成「筑波研究学園都市 次なる半世紀へ 中」『毎日新聞』2014年6月12日
少しメモ。
北京の「中関村」は筑波をモデルにしたもの。
筑波は、スタンフォード大を中心に形成された米国のシリコンバレーがモデルと誤解されるが*1、実は旧ソ連のノボシビルスクを参考に造られた。ノボシビルスクは西シベリアの資源開発のため、1957年から整備された科学のまち。日本住宅公団(現・都市再生機構)で筑波の都市計画を担当した土肥博至・前神戸芸術工科大学長は「ソ連は研究者を定着させるため、レベルの高いまちを造った。我々も東京の研究者に来てもらうため、高い水準の住環境、交通、文化環境が必要だと考えた」と説明。住宅公団は、地域冷暖房、ケーブルテレビ、電線地中化など当時の最先端技術を導入した。
ノヴォシビルスクについては、
ノヴォシビルスク市公式サイト http://www.novo-sibirsk.ru/
Wikipedia
(日本語) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%82%B7%E3%83%93%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%AF
(英語) http://en.wikipedia.org/wiki/Novosibirsk
(露西亜語) http://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%9D%D0%BE%D0%B2%D0%BE%D1%81%D0%B8%D0%B1%D0%B8%D1%80%D1%81%D0%BA
*1:誰が誤解しているのか。