乱気流

Chayut Setboonsarng and Panu Wongcha-um “Singapore Airlines flight hits severe turbulence, one passenger dead” https://www.reuters.com/world/asia-pacific/singapore-airlines-flight-makes-emergency-landing-bangkok-30-injured-thai-media-2024-05-21/


倫敦から新嘉坡に向かっていた新嘉坡航空機が激しい乱気流に巻き込まれ、タイのバンコク緊急着陸した。乗客30名が負傷し、うち7名は重傷だった。また、73歳の英国人男性が死亡したが、推定される死因は「心臓発作」であり、乱気流との因果関係はわからない。
「乱気流」ということで思い出したのは、2014年12月に韓国の仁川発のアメリカン航空機が日本上空で乱気流に巻き込まれ、成田に緊急着陸した事故。当時、『朝日新聞』は次のように伝えていた*1


乱気流14人けが、成田に緊急着陸 仁川発米国行き

2014年12月17日01時27分


 成田国際空港会社に16日午後10時50分に入った情報によると、韓国・仁川発米ダラス行きのアメリカン航空280便(ボーイング777―200型)が、乱気流に巻き込まれて機内でけが人が出た。同機は成田空港に17日午前1時ごろに緊急着陸した。国土交通省成田空港事務所によると、けが人は乗客10人と乗員4人。全員軽傷だという。太平洋上で乱気流に巻き込まれたとみられる。
http://www.asahi.com/articles/ASGDJ7WNXGDJUDCB016.html


乱気流「死ぬかと思った」 成田緊急着陸の乗客
2014年12月17日14時53分


 17日未明、乱気流に遭ったアメリカン航空機が成田空港に緊急着陸した事故で、乗客の女性1人が頸椎(けいつい)を骨折、男性客室乗務員も肩の骨にひびが入るなど、最低でも12人が負傷したことが同航空などへの取材でわかった。日本人はいないという。国の運輸安全委員会は17日、当時の状況を調べるため、航空事故調査官3人を同空港に派遣した。

 国土交通省成田空港事務所によると、緊急着陸したのは韓国・仁川発米ダラス行きアメリカン航空280便のボーイング777―200型機(乗客・乗員255人)。16日午後6時15分に仁川を出発。石川県小松市茨城県大子町を結ぶ航空路を飛行中だった同7時半〜40分ごろ、高度約8230メートルで乱気流に巻き込まれた。同8時半ごろ、成田空港の東北東約1300キロの太平洋上で着陸を決定。17日午前0時55分ごろ、成田空港に緊急着陸した。

 着陸後、韓国籍の会社員男性(32)は「急降下し、死ぬかと思った。みんな大声を出し、乗務員が引くカートが当たってけがをした人もいた」と証言。家族と搭乗していた米国籍の少年(15)は「機体が上下動を繰り返し、食事を運ぶカートが宙に浮いていた」、韓国籍の男性(25)は「経験のない揺れで、機内はパニックになった」と話した。
http://www.asahi.com/articles/ASGDK34N7GDKUDCB006.html

乱気流はけっこう経験している方だと思うけれど*2、幸いにして怪我人が出るようなことはま出くわしていない。