平岩弓枝

NHKの報道;


作家の平岩弓枝さん死去 91歳 「御宿かわせみ」シリーズなど
2023年6月18日 14時39分


テレビドラマにもなった時代小説「御宿かわせみ」シリーズなどで知られる作家の平岩弓枝さん*1が今月9日、間質性肺炎のため東京都内の病院で亡くなりました。91歳でした。

平岩弓枝さんは東京出身で、大学を卒業後、作家の戸川幸夫さんや長谷川伸さんのもとで小説を学び、1959年に「鏨師」で直木賞を受賞して注目を集めました。

学生時代から親しんできた日本舞踊や能、狂言など伝統文化についての知識をもとにさまざまな作品を発表し、代表作の時代小説「御宿かわせみ」シリーズは、ベストセラーとなり、テレビドラマにもなりました。

また随筆や戯曲、テレビドラマの脚本なども手がけ、NHKで1967年から翌年にかけて放送された連続テレビ小説「旅路」の脚本を担当するなど、数々のヒット作を生み出しました。

こうした功績が評価され、1997年に紫綬褒章、2016年には文化勲章を受章しています。

家族によりますと、平岩さんはことしに入って体調を崩していたということで、今月9日、間質性肺炎のため東京都内の病院で亡くなりました。91歳でした。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230618/k10014102901000.html

最初に平岩さんの名前を知ったのは、NHK大河ドラマ『新・平家物語*2の脚本家としてだった。石坂浩二主演の『ありがとう』*3の脚本も書いていると知ったのはその後だったと思う。
最近、ロマネスクというか濃厚な恋愛小説を読みたいという欲望が再活性されているのだけど、30年ぐらい前に読んだ平岩さんの『おんなみち』はそういう小説だったなと思い出した。
平岩さんは、代々木八幡宮宮司の娘で、夫が婿養子として神社を継いだ筈。仏教系や基督教系の作家は沢山いるのに(平岩さんのような)神道系の作家は珍しいというような紹介記事を昔読んだことがある。