Romanticが止まった

「《訃報》C-C-B笠浩二さんが逝去『Romanticが止まらない』で一世を風靡、近年「移動は車椅子だった」」https://news.yahoo.co.jp/articles/f9e44e120e4ba1c9325e4e3000d41ac497471893


曰く、


Romanticが止まらない』の大ヒット曲で知られるバンド『C-C-B*1のドラマー・笠浩二さんが*214日、亡くなっていたことがNEWSポストセブンの取材でわかった。2022年11月8日に還暦を迎えたばかりだった。地元の葬儀会社によると、葬儀は17日に行われているという。

笠さんは1983年に当時、結成していたCoconut Boysのシングル『Candy』でメジャーデビュー。その後、バンド名『C-C-B』に改称し、リードボーカルとして歌った『Romanticが止まらない』(1985年)が大ヒット、同年には第36回NHK紅白歌合戦に出場している。1989年のバンド解散後は、ソロアーティストとして活動を開始、バラエティ番組などにも出演してきた。当時の様子を音楽雑誌編集者が振り返る。

「当時の笠さんは不規則な生活、そして精神的なストレスなども加わって体調を崩していました。幼少期からの持病であるぜんそくも重なり、摂食障害なども発症して、音楽活動を続けられるような状態ではありませんでした。最終的には脚気(かっけ)にもなり、足元がおぼつかなくなったこともあったそうです。そうした状況下、親族の勧めで笠さんは都会を離れ、地方に移り住むことを決断しました」

 1999年に笠さんは、先祖代々の土地である熊本県阿蘇村に移住。その2年前に同じく移住していた笠さんの両親と同居することになった。親族に支えられながら、自然豊かな阿蘇で健康的な生活を続けていたこともあり、徐々に身体も回復。地元で音楽活動を再開し、交流を続けていた『C-C-B』の元メンバーとも2002年ごろからセッションを行うようになったという。

「その頃から『C-C-B』再結成の機運が高まり、2005年にはフジテレビで放送されたドラマ『電車男』の挿入歌として『Romanticが止まらない』が採用されたこと、そして同じくフジの『SMAP×SMAP』で稲垣吾郎さんが笠さんのパロディで扮していたキャラクター『CCB吾郎』も手伝い、再注目されるようになりました」(前出・音楽雑誌編集者)

 こうした流れのなかで、リーダーでベーシストの渡辺英樹さん(享年55)ら3人で、2008年に『C-C-B』名義で再結成を発表。さらに2014年には解散25周年をきっかけにアルバムを発売。しかし、翌2015年、メンバー全員でのライブツアーを目前に、渡辺さんが多臓器不全のため亡くなってしまう。笠さんは訃報を受けて《彼は、C-C-Bをもう一度スタートするために、リーダーとして一生懸命に中心的役割を率先して動き、やっとライブツアー自体がスタートするその目前でした》とコメントしている。渡辺さんは高校時代からバンドを組んでいた親友でもあった。

Romanticが止まらない」を久しぶりに聴いたのは、作曲者である筒美京平が他界したとき*3笠浩二氏は私と略同年代。そのことだけでもショックは大きい。
ところで、「笠」という苗字は熊本特有なのか。笠智衆*4も熊本の人だ。