Angelica Casas & Max Matza*1 “Texas shooting: 19 children among dead in primary school attack” https://www.bbc.com/news/world-us-canada-61573377
墨西哥国境に近いテクサス州ユヴァルディ市の或る小学校で18歳の男が自動小銃を乱射し、生徒19名と教職員2名を射殺し、近くにいた国境警備隊員に射殺された。彼は小学校に出向く前に、自宅で祖母を殺していた。
最近米国では銃乱射事件が立て続けに起こっている印象がある。今回の事件を巡っても、銃規制を巡る民主党と共和党の対立がふたたび顕在化している。それで、こういう事件は米国というか〈銃社会〉に特有のことだと思ってしまいそうになる。しかし、そうでもないだろう。「このニュース見て思い出すのは、昨年末の大阪でのクリニック放火事件*2ですね」という人がいる*3。「銃社会でない日本では、放火になるのかなと思ったりします」。あとはナイフでしょうか。銃規制が米国よりも厳しいヨーロッパ諸国でも乱射よりめった刺しが多いように思えるのだけど、如何だろうか。まあ、殺したいという意志を持つ人間は何とかして手段を見つけるだろう。勿論、「銃」のように効率的に殺しができるかどうかは別問題だけど。
ところで、出典は忘れてしまったのだけど、こういう銃乱射事件の犯人の多くは警察部隊に射殺されたり自殺したりしてしまって、裁判を受けるということがないので、極右思想や原理主義などのイデオロギー系は別として、何故乱射に至ったのかという動機の解明が殆どなされていないと指摘する人もいたな。