控訴するな!

承前*1

以下のキャンペーンンに賛同しました;


強制不妊訴訟 不当判決にともに立ち向かうプロジェクト「【緊急署名】 #優生保護法阪高裁判決に上告しないでください」https://www.change.org/p/%E5%86%85%E9%96%A3%E7%B7%8F%E7%90%86%E5%A4%A7%E8%87%A3-%E5%B2%B8%E7%94%B0-%E6%96%87%E9%9B%84-%E6%A7%98-%E5%86%85%E9%96%A3%E5%AE%98%E6%88%BF%E9%95%B7%E5%AE%98-%E6%9D%BE%E9%87%8E-%E5%8D%9A%E4%B8%80-%E6%A7%98-%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%A4%A7%E8%87%A3-%E5%BE%8C%E8%97%A4-%E8%8C%82%E4%B9%8B-%E6%A7%98-%E6%B3%95%E5%8B%99%E5%A4%A7%E8%87%A3-%E5%8F%A4%E5%B7%9D-%E7%A6%8E%E4%B9%85-%E6%A7%98-%E5%84%AA%E7%94%9F%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E6%B3%95%E5%A4%A7%E9%98%AA%E9%AB%98%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%B1%BA%E3%81%AB%E4%B8%8A%E5%91%8A%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84



曰く、


優生保護法のもとで強制的に不妊手術をされた夫婦と女性が国を訴えた裁判で、今月22日、大阪高等裁判所は旧優生保護法憲法に違反すると判断し、その上で国に賠償を求める初めての判決を言い渡しました。

今回の裁判の原告は、知的障害がある女性と、共に聴覚障害がある夫婦です。判決後に記者会見した原告のご夫婦は「長い闘いだった。本当にうれしい」と手話で話されました。女性は「痛みは今も癒えない。悲しみは続いている」とも話し、男性は国に対し「上告はしないでほしい。もしまだ時間がかかるなら、私たちも高齢なので判決を待てるかどうか不安がある」と訴えています。


今回の判決で国の責任が認められたことを、国は重く受け止めるべきです。優生手術被害者は高齢であり、提訴した原告25名のうち4名が亡くなられました。これ以上被害回復を先延ばしすることはできません。

判決から2週間以内に、国はこの判決を不服として最高裁判所に上告することができますが、私たちは国に上告をしないよう求めます。国は、違憲判決を真摯に受け止め、最高裁判所への上告を断念し、速やかに被害者への謝罪と補償をしてください。

朝日新聞』の記事;


優生保護法をめぐる訴訟 原告側が逆転勝訴 大阪高裁判決
米田優人2022年2月22日 15時56分



 旧優生保護法(1948~96年、旧法)の下で不妊手術を強いられたとして、近畿地方に住む3人が、国に計5500万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が22日、大阪高裁であった。太田晃詳(てるよし)裁判長は、請求を棄却した一審・大阪地裁判決を変更し、国に賠償を命じた。一連の訴訟で、初めて国の賠償責任を認めた。

 旧法をめぐる同種訴訟で6件の地裁判決が出ているが、高裁判決は初めて。地裁判決は、いずれも手術から20年の除斥期間が過ぎ、損害賠償を求める権利が消えたとして原告側の請求を退けた。ただ、4件は旧法を憲法違反とみなし、神戸地裁判決は、国会の「立法不作為」も認めた。初の高裁判断が注目されていた。

 一審判決などによると、大阪訴訟の原告は、知的障害がある70代女性と、聴覚障害がある70代女性と80代男性の夫婦。知的障害がある女性は日本脳炎の後遺症で障害が残り、1965年ごろ、理由を告げられずに不妊手術を受けた。聴覚障害がある女性は生まれつき耳が聞こえず、74年に同意なく不妊手術を受けた。

 控訴審の主な争点は、除斥期間を適用するかや、適用する場合には、いつを起算点にするかだった。

 原告側は、除斥期間の適用は「著しく正義、公平に反する」と主張。適用するとしても、手術の実態調査が必要だと国会で言及された2004年を起算点とすべきで、20年たっていないため、損害賠償を求める権利は消えていないとした。

 これに対し、国側は、除斥期間の起算点は、不妊手術を受けた時点だと反論。原告らが手術を受けてから20年以上たっており、損害賠償を求める権利は消えているとし、原告側の控訴を棄却するよう求めていた。(米田優人)
https://www.asahi.com/articles/ASQ2Q3PZKQ2KPTIL02J.html

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津久井進 「旧優生保護法裁判・大阪高裁判決を踏まえ、被害者の全面的救済を求める会長談話」https://www.hyogoben.or.jp/news/iken/13178/