殺人未遂&自殺未遂?

朝日新聞』の記事;


殺人未遂容疑で男逮捕、無差別に乗客襲撃か 小田急刺傷
8/7(土) 9:48配信


朝日新聞デジタル

 東京都世田谷区内を走行していた小田急線の電車内で6日夜、複数の乗客が男に刺されたり殴られたりした事件で、警視庁は7日、川崎市多摩区西生田4丁目の職業不詳、対馬悠介容疑者(36)を殺人未遂容疑で逮捕し、発表した。「誰でもよかった。大量に人を殺したかった」と供述しているという。同庁は無差別に乗客を襲ったとみている。

 対馬容疑者は6日午後10時ごろ、現場から北に約4キロ離れた東京都杉並区のコンビニに現れ、店員に「自分がやった。逃げるのに疲れた」と説明。警視庁が事情を聴いていた。

 捜査1課によると、逮捕容疑は、6日午後8時半ごろ、成城学園前*1―祖師ケ谷大蔵間を走っていた藤沢発新宿行きの快速急行(10両編成)で、乗客の20代の女子大学生の胸や背中などを包丁(刃渡り約20センチ)で刺し、殺害しようとしたというもの。被害者と面識はなく、「6年くらい前から幸せな人を見たら殺したいと思っていた」「座っている女性を殺してやろうと思い突き刺した」と供述しているという。女子大学生は重傷だが命に別条はないという。

 捜査関係者によると、対馬容疑者は先頭から4両目の車両から2両目まで移動しながら、複数の乗客を包丁で切りつけたり殴ったりした。3両目ではサラダ油をまき、火を付けようとしたという。電車が祖師ケ谷大蔵駅近くで緊急停車すると、包丁や携帯電話を放置し、線路上を徒歩で逃げたという。ほかに20~50代の乗客9人もけがをした。

     ◇

 小田急線の電車内で男が刃物で乗客を負傷させた事件を受け、国土交通省は7日、全国の鉄道会社に対して安全確保の徹底を求める通知を出した。東京五輪の開催に伴い、警備を強化していた中で事件が起きたことを重視。警察と連携した巡回による警戒監視や、防犯カメラ、非常通報装置などの適切な運用を求めたほか、事件の概要を社内で周知し、注意喚起することも要請している。(磯部征紀)
https://news.yahoo.co.jp/articles/50ccbf975a3a66a8c61e3222fbc59a1b1e25d72e

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小田急線車内 男が刃物で乗客切りつけ 4人けがうち2人重傷」https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210807/k10013187011000.html
小田急線 男が刃物振り回し乗客9人けが 殺人未遂容疑で逮捕へ」https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210806/k10013186631000.html


NHKのこちらの報道は、男の語りにちょっと踏み込んで言及している;


「大量に人を殺したかった」牛刀と油も所持 小田急切りつけ
2021年8月7日 12時37分


6日夜、東京・世田谷区を走行中の小田急線の車内で乗客が切りつけられ10人がけがをした事件で、逮捕された36歳の容疑者は凶器とみられる牛刀のほか料理用の油を持ち込み火を付けようとしていたことが分かりました。調べに対して「誰でもよかった。大量に人を殺したかった」などと供述しているということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。

殺人未遂の疑いで逮捕されたのは川崎市多摩区の職業不詳 對馬悠介容疑者(36)です。

6日午後8時半ごろ東京・世田谷区の成城学園前駅付近を走行していた小田急線の電車内で乗客10人が男に刃物で切りつけられるなどしてけがをしました。

警視庁によりますと20代の女子大学生が背中などを刺されて重傷だということです。

警視庁が現場から逃げた男の行方を捜査していましたが、事件からおよそ1時間半後の午後10時ごろ、およそ5キロ離れた東京・杉並区内のコンビニエンスストアで對馬容疑者を発見し確保しました。

對馬容疑者は凶器とみられる牛刀のほか料理用の油を電車内に持ち込み、床にまいて大型のライターで火を付けようとしていたことが捜査関係者への取材で分かりました。

また、6日の日中、容疑者が新宿駅前の食料品店を訪れた際、万引きしたとして店が通報し警察官が駆けつけたということです。

その際、カッターナイフを持っていたことから警察官が事情聴取して容疑者を自宅まで送りましたが、その後、しばらくして牛刀や料理用の油などを持って駅に向かい電車に乗ったとみられています。

調べに対して容疑を認め「万引きをした店に戻ろうとしたが、もう閉まっていると思い、電車で大量殺人をすることにした」などと供述しているということです。

さらに「誰でもよかった。幸せそうな人を見ると殺したいと思うようになった」という供述もしているということです。

警視庁が事件の詳しいいきさつなどをさらに調べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210807/k10013187011000.html

兇器が「カッターナイフ」じゃなくて「牛刀」だったということにこいつの本気度が示されている。「サラダ油をまき、火を付けようとした」。2015年6月に或る70代の爺が走行中の東海道新幹線の車中でガソリンを撒いて火を点け死傷者を出したという事件を思い出した*2。こいつも自殺する意志はあったのだろうか?