噛むもの?

ちょっと久々の河村たかしネタ。勿論、いい話ではあり得ない。
NHKの報道。


名古屋 河村市長 ソフトボールの金メダルかみ 批判相次ぐ
2021年8月5日 2時02分


名古屋市の河村市長*1が4日、東京オリンピックで活躍したソフトボールの選手から金メダル獲得の報告を受けた際、披露されたメダルを突然、口に入れてかみ、市役所に批判の電話やメールなどが相次いでいます。

河村市長は4日午前、ソフトボール日本代表チームのメンバーで、名古屋市熱田区出身の後藤希友投手と面会し、金メダル獲得の報告を受けました。

この中で河村市長は、後藤投手から金メダルを首にかけてもらった際、メダルを手に持ったあと、突然、口に入れてかみました。

この行為について名古屋市広聴課には「新型コロナで感染予防が呼びかけられる中、行うべきではなかった」とか「失礼な行為だ」といった批判の電話やメールが、午後5時半までに46件寄せられているほか、ほかの部署にも同様の批判の声が寄せられているということです。

さらに、SNS上でも批判の声が相次いでいます。


河村市長「最大の愛情表現だった」
河村市長は、金メダルを口に入れてかんだことについて「最大の愛情表現だった。金メダル獲得は憧れだった。迷惑をかけているのであればごめんなさい」というコメントを発表しました。


メダリストたちからも批判の声
メダリストたちも自身のツイッターで反応しています。

東京オリンピックの柔道男子60キロ級で金メダルを獲得した高藤直寿選手は「自分の金メダルでも傷つかないように優しく扱ってるのに。怒らない後藤選手の心の広さ凄すぎ。俺だったら泣く」と投稿しました。

北京オリンピックのフェンシングの銀メダリスト、太田雄貴さんは「選手に対するリスペクトが欠けている上に、感染対策の観点からもセレモニーさえも自分自身やチームメイトでメダルをかけたりしたのに、『噛む』とは。ごめんなさい僕には理解できません」と投稿しました。

ロンドンオリンピック、バドミントン女子ダブルスの銀メダリストの藤井瑞希さんは、同じような経験があることを明かしたうえで、「たぶんボケかましてきたんだと思うけど、本当泣きそうなった」と投稿しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210804/k10013181441000.html

佐藤ジェニー「オリンピックでメダルを噛んだ最初の日本人は誰!?」https://www.excite.co.jp/news/article/E1474426143290/


さて、オリンピックなどでメダリストが自らが獲ったメダルを噛むという仕草をするということはある。この2017年の記事によれば、その起源は1988年のソウル・オリンピックにおける濠太剌利の競泳選手ダンカン・ジョン・アームストロングに遡ることができる。日本人としては、1996年アトランタ・オリンピックにおける柔道の野村忠宏或いは中村兼三。写真撮影の際にお約束として、メディア側がそういうポーズを要求するようになっていったのだが、そういう要求を拒否したアスリートとして挙げられているのは荒川静香*2トリノ)と渡部暁斗(ソチ)。どちらも冬の人だ!
これは自分のメダルを嚙むことについてなので、河村のような他人のメダルを噛むことの起源についてはわからない。