新型コロナウィルス感染によって味覚や嗅覚が機能不全になるということはかなり早くから指摘されていた*1。さて、コロナウィルスは感染者の匂い(嗅覚的質)に、犬には分かる水準の変容をもたらすらしいのだ。そのために、犬を訓練して、「コロナ」の匂いを学習させると、かなりの精度でコロナ感染者を検知することが可能になる。
石井万寿美*2「英国で「コロナ探知犬」訓練開始 なぜ犬に能力や適性があるのか解剖学と行動学から解説」https://news.yahoo.co.jp/byline/ishiimasumi/20200519-00171202/
石井万寿美「【麻薬探知犬】のように【コロナ探知犬】本格始動か...フィンランドの空港では活躍中」https://news.yahoo.co.jp/byline/ishiimasumi/20210528-00239881/
新型コロナウィルスに感染すると、感染者の身体に或る物理的乃至は化学的な変容が起き、それが嗅覚的質(匂い)の変容として表現されるわけだ。既に、癌患者やマラリア患者の特有の匂いを犬に嗅ぎ分けさせることも成功しているようだ。