「雑誌」は含まず

大学図書館蔵書数ランキング(2019年)」https://tanuki-no-suji.at.webry.info/201910/article_5.html


曰く、


以前に作成した「大学図書館蔵書数ランキング」について*1、旺文社の『大学の真の実力 情報公開BOOK』をもとに2019年版に更新しました。
 以前の記事の際と傾向は大きくは変わりません。前掲書によれば「雑誌のほか、インターネットに接続して閲覧する電子ブックの数は含めていません」とのことで、書籍よりも学術誌などのほうが需要が高いためなのか、東工大や東京理大といった理系の有力な大学でも蔵書数が100万冊を超えていません。医科単科も少なめですね。
 なお、蔵書数が100万冊以上の大学は70校あり、うち、国立大学が27校、公立大学4校、私立大学が39校となっており、1位・2位は東大・京大であるものの、文系の層の厚い大規模私立大学が上位に多く食い込んでいます。
「雑誌」は含まないのね。まあISBNがついた雑誌がある一方、図書館側が「雑誌」(ジャーナル)を「書籍」扱いで購入する場合も多々あるけれど。
単純に冊数でいけば、大規模大学が上位に来るのは当たり前の話。例えば、日大は3位、早稲田は4位、慶應は5位に入っている。図書館の充実度ということであれば、学生数或いは教員数を分母にして割ってみる必要があるだろう。そうすれば、頑張っている小規模大学というのも浮かび上がてくる。因みに、天理大学の26位というのは凄いと思う。
ところで、25万冊余りの蔵書の処遇が宙ぶらりんになっている旧聖トマス大学はだいたい306位か307位くらいの水準ということになる*2

*1:大学図書館蔵書数ランキング(2017年)」https://tanuki-no-suji.at.webry.info/201710/article_8.html

*2:See 「大学寄贈の専門書どうする… 25万冊眠ったまま」https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202001/0013053394.shtml Cited in https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/01/25/011411