手打ちそのほか

承前*1

TBSの報道;


与野党泥仕合を回避、ヤジの発言者 特定しないことで合意


 選択的夫婦別姓をめぐり、国会で野党議員が質問した際、「だったら結婚しなくていい」とのヤジが飛んだ問題で、与野党は4日、発言者を特定しないことで折り合いました。

 この問題は、先月22日、衆議院の本会議で野党議員が選択的夫婦別姓について質問していた最中に、「だったら結婚しなくていい」とヤジが飛んだものです。野党側は、自民党杉田水脈衆議院議員の発言だとして、確認を求めていましたが、与党側は応じていませんでした。

 一方、4日の衆議院議院運営委員会では先月28日の本会議で委員会運営が政府与党寄りだと指摘される棚橋予算委員長に対し、「ポチ」などとヤジが飛んだことを与党側が批判しました。

 結局、与野党双方は「泥仕合にならないようにしたい」などとして、ヤジの発言者を特定しないことで一致しました。高木議運委員長は、ヤジの問題について「これでおさまったと思う」とコメントしています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3896592.htm

また、『女性自身』の記事;

武田鉄矢の発言に批判殺到 夫婦別姓は「女の覚悟の問題」
2/4(火) 11:03配信女性自身


2月2日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に武田鉄矢(70)がコメンテーターとして出演。そのなかで発言した「選択的夫婦別姓制度」に対する武田の見解に批判が集まっている。

1月22日に国民民主党玉木雄一郎議員(50)が国会での代表質問で「夫婦同姓制度が結婚の障害となっている」と、選択的夫婦別姓の導入を提言。その際、自民党杉田水脈議員(52)が「だったら結婚しなくていい」とヤジを飛ばしたとされる問題について、番組内で議論が交わされていた。

コメンテーターの乙武洋匡氏(43)は選択制であることから、「特に反対するような話ではないのかな」と理解を示す。バナナマン日村勇紀(47)と結婚した神田愛花(39)も「別姓でいいなら別姓がいい」と語り、続けて「通帳の名義を変えたりとかけっこう大変で、なんで女性だけって思うんです」と女性が姓を変える際に起こる煩わしさを主張していた。

続いて司会の東野幸治(52)から話を振られた武田は「女の覚悟の問題でしょうけど」と前置きしたうえで、妻を旧姓で呼んだ際に叱られたエピソードを披露。武田の妻は「自分は前の姓を置いて武田の姓になった。そういうつもりで来ているんだから冗談でも前の姓で呼ぶな」と語ったという。そして、「姓を変えるというのは煩わしさも込み。その煩わしさこそが結婚の関係じゃないのかなあ」と持論を展開した。

これに対して、フジの佐々木恭子アナ(47)は「えー、ない」と苦笑。Twitter上でも、武田に対して批判が殺到していた。

夫婦別姓の話題で、武田鉄矢が「あまりわからないけど」と前置きしながら「女の覚悟の問題だと思うんだけど」って言ってるのが、この問題の議論が進まないない理由だと思う。民法上は女性が性*2を変えろとは言ってない。どちらかに合わせろと言ってる。でも、男性はまったく自分の問題だと思ってない》
《ワイドナショウで夫婦別姓ヤジの件で杉田水脈批判をしていると思ったら武田鉄矢が「結婚する覚悟」みたいな話をしだして気持ち悪かった。あなたのパートナーがそうだからといって他の人はそうではない。他の人の考えを認めない国は技術革新無理でございます》

乙武氏も語っていたように、議論されているのはあくまで“選択制”だ。果たして、この制度に武田の言う“覚悟”は本当に必要なのだろうか――。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200204-00010006-jisin-ent

武田鉄矢*3がどうしようもない反動オヤジだというのは既にかなり以前から明らかなのだけど、問題は寧ろ、何故メディアが武田のような奴を「コメンテーター」、すなわち識者としてありがたがるのかということだろう。