「カリタス学園」の起源

承前*1

飯島裕子「カリタス学園「愛の教え」さらなる分断を生まないために」https://news.yahoo.co.jp/byline/iijimayuko/20190530-00127918/


この方はカリタス学園のOG。
「今回のカリタス小学校の子どもたちが巻き込まれた事件が、憎しみを増幅させ、恐れによる分断を人々の間に広げてしまうことだけは避けなければいけないと感じている」として、「カリタス学園」の起源について語っている;


カリタス学園は1960年ケベック・カリタス修道女会から来日した3人の修道女によって設立された。3人は貨物船に乗って半月かけて横浜に上陸。日本語はほとんど話せなかったが、数年で学校設立にまでこぎつけた。

ケベック・カリタス修道女会の母体はマルグリット・デュービルという婦人が貧しく小さなひとびとの救いのために創設した修道会であり、「開かれた心を持って社会に眼を開き、自己のすべての能力を他者のために使う」ことを使命としている。数年前、カナダのケベックへ帰国されたシスターを訪ねたことがあるが、本部では病院のほか、ホームレスへのスープキッチンの運営など、恵まれない人々のため、さまざまな活動が行われていた。夏休み期間にここでボランティアを経験するカリタス学園の生徒たちもいる。

そんなマルグリット・デュービルの精神はカリタス学園に受け継がれて来た。学園の教育目標は「普遍的な愛をもって人に尽くすこと」(学園HPより)。学生によるボランティア活動も盛んであり、老人ホームや障害者施設への訪問、近隣の清掃などの奉仕活動などが日常的に行われているという。