接点は?

承前*1

東京スポーツ』の記事;


留学生所在不明に揺れる東京福祉大 自民副大臣への献金問題で国会紛糾
2019年04月05日 16時00分


 国会がまた紛糾している。4日の参議院決算委員会で、野党側がかみついた相手は自民党の秋元司環境副大臣だ。3年間で計1400人もの外国人留学生が「所在不明」となっている東京福祉大学の創設者から50万円の献金を受け取った問題を厳しく追及したのだ。

 秋元氏に献金した人物は、東京福祉大学の創設者で元総長。2008年1月に強制わいせつ事件で逮捕され、懲役2年の実刑判決を受けている。

 秋元氏は同大学の客員教授と学校法人の理事を兼任していた。政治資金収支報告書によると、秋元氏が代表を務める「自由民主党東京都第十五選挙区支部」は、14年に元総長から50万円の献金を受けていた。

 共産党吉良佳子参院議員は「東京福祉大学は、悪質な留学生ビジネスを行っていた。犯罪歴もあった元総長から献金を受けたのは大問題です。秋元副大臣は14年4月から17年7月年まで(同大学から)いくらの報酬を受け取ったのか」と質問した。

 これに対して秋元氏は「17年に副大臣就任以降は理事活動を停止した。政治資金規正法に基づいた寄付だったと認識している。報酬は月9万6000円程度です」と答えた。

 吉良氏の「その3年間、理事報酬だけで300万円以上を受け取ったことにならないか?」という追及に、秋元氏は「その通りだと思います」と認めた。

 1年間で700人近い留学生が除籍や退学、所在不明となった同大学の問題は、先月7日の参議院予算委員会立憲民主党石橋通宏参院議員が暴露した。秋元氏は4日の答弁で「同大が留学生(受け入れ)を拡大するということについて、私は直接知り得る立場ではなかった」として一連の問題への関与を否定した。

 立民関係者は4日の答弁で「同大学の問題の背景には、安倍政権の外国人留学生政策と外国人労働者政策にあります」と指摘しているだけに、今回の件はなかなか収まりそうもない。
https://www.tokyo-sports.co.jp/social/politics/1336347/

世間知らずなもので、秋元司という政治家*2のことは全然知らなかった。どういう契機や接点において、秋元氏と「東京福祉大学」或いは中島恒雄とが結びついたのかがわからない。地縁的な関係ではなさそうだし。
ところで、こうした問題が「安倍政権の外国人留学生政策と外国人労働者政策」と無関係ではないということはいえるけれど、こういう「留学生ビジネス」というのは目新しいものではないだろう。或る意味で伝統的に行われてきたともいえる。その顧客或いはカモは時代によって入れ替わってきたが。1980年代後半の上海人*3、1990年代の福建人から、最近ではヴェトナム人が中心になっているということだ*4