承前*1
NHKの報道;
また、「留学生1600人行方不明 大学に改善指導 一部に在留資格認めず」*2から引用;
外国人留学生1600人行方不明に 国が対応策 在籍管理厳しく
2019年6月11日 11時27分
東京福祉大学で多くの外国人留学生の行方が分からなくなっている問題を受け、国は全国の大学で留学生の在籍管理を厳しくする新たな対応策を決めました。
東京福祉大学で外国人留学生の行方が分からなくなっている問題で、国が実地調査を行った結果、昨年度までの3年間に、およそ1600人が行方不明になっていることが分かりました。
こうした問題の再発を防ぐため、国は全国の大学で留学生の在籍管理を厳しくする新たな対応策を決めました。
具体的には、留学生のうち、不法残留者や退学者がどの程度出ているかなどによって実地調査やヒアリングを行い、管理が不十分な大学には、改善を指導するとしています。
そして、改善されない場合には「在籍管理非適正大学」として、改善されるまでの間、留学生の受け入れを認めず大学名も公表するとしています。
こうした対応策は、関連する法務省の省令の改正など、必要な手続きを経て実施される見通しです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190611/k10011948351000.html
また、東京福祉大学以外のケース;
東京福祉大学で、多くの外国人留学生が行方不明になっている問題を受けて、文部科学省などが調査した結果、その人数は昨年度までの3年間で1600人を超えることが分かりました。
国は受け入れ態勢などに問題があるとして、当面、新たな留学生の一部に在留資格を認めないことを明らかにしました。東京福祉大学は全国に4か所あるキャンパスのうち、東京北区のキャンパスに在籍していたベトナム人やネパール人など多くの外国人留学生が行方不明となっていました。
文部科学省と法務省が詳しく調査した結果、その人数は昨年度までの3年間で合わせて1610人に上ることが分かりました。
このうち最も多かったのは、正規の学生ではない「学部研究生」で、1113人でした。
東京福祉大学は、正規の学部への入学を目指す準備期間として、この学部研究生の制度を設けていますが、本来、入学の基準としていた語学力に達していない研究生も多数、在籍していたということです。
国は「受け入れ態勢が不十分な中、多数の留学生を安易に受け入れ大量の所在不明者や、不法残留者を出した責任は重大だ」として、大学に対して、当面、学部研究生には在留資格を認めないことや、大学に対して、来月末までに改善計画の提出を求めるなど、指導することを決めました。
大学や専門学校で、外国人留学生が行方不明になったり、その受け入れが問題になったりしたケースは過去にも相次いでいます。大阪 天王寺区の「日中文化芸術専門学校」では去年、ベトナム人留学生たちが在留資格の更新ができず、半年間で200人以上が退学になり、その半数近くの所在を学校が把握していないことが問題となりました。
茨城県取手市の「東海学院文化教養専門学校」では、平成28年に外国人留学生向けの2つの学科が定員の3倍にあたる900人ほどの留学生を受け入れていました。
また、平成24年には山口県萩市に本校がある「山口福祉文化大学」が東京 墨田区にあるサテライト教室で、授業料の未納などを理由に大学が除籍処分とした60人余りの留学生が行方不明となりました。