Shino Tanaka「三宅精一さんをGoogleが称える。世界に広がった「点字ブロック」を生涯をかけて発明」https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5c8f2106e4b0d7f6b0f5093a
曰く、
点字ブロックを発明したのは岡山県の発明家、三宅精一(1926~1982)。
道路を歩くとき、ふと足元を見ると目に入る黄色い突起。3月18日は、点字ブロックが初めて道路に敷かれた日だ。Googleのトップページに掲載されるGoogle Doodleには、開発者を称えて点字ブロックがアニメーションで表示されている。
「点字ブロック」というのは実は(表音文字としての)「点字」ではない。「点字」が指の触覚に関連しているとすれば、「点字ブロック」は足裏の触覚に関連している。目が見えない人にとっての、足裏の触覚の重要性については、伊藤亜紗『目の見えない人は世界をどう見ているのか』*2を参照のこと。
三宅さんは建設省(当時)の出先機関などと交渉を重ね、ついに1967年3月18日に実用化にこぎつけた。世界で初めての点字ブロックは、岡山県立岡山盲学校の近くを通る国道2号線の横断歩道への敷設だった。
機械の設備も乏しく、手作業で一枚ずつ230枚のブロックを車に積み上げていった。手洗いする水はまだ刺すような冷たさが残り、ブロックをつかむ軍手は指先に穴が開いたという。
開発に携わった岩橋さん*1は、渡り初め式を前に歩行テストを行った。
その後、岡山盲学校の生徒たちが初めての点字ブロックを踏みしめた。
- 作者: 伊藤亜紗
- 出版社/メーカー: 光文社
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