Electric Evening

7月31日、千葉市美術館*1山本精一*2のライヴ、”Electric Evening”*3を観た。これは同美術館で開催中の『三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions』*4の関連イヴェント。
息子が生まれてからライヴ・ハウス通いもしなくなったので、もう10年以上も間近でライヴを観る(聴く)というのはしていなかったのだ*5。その10年ぶりのライヴがボアダムズ山本精一で大丈夫かな? と思ったりもしたのだけど、それは杞憂だった、三沢氏が最後に〆ていたように、もう言うことないでしょ、ということなのだけど、敢えて(拙い)言葉にすれば、めくるめく体験、ということになる。次に何処に連れていかれるのかわからないようなスリル。エレキ・ギター1本とエフェクターだけで、これだけ多様で多層的な音世界を現出できるという事実の体験。聴く側としては、その世界に没入することもできるし、少し距離を取って音の微細な襞を愛でるということもできる。