イングランドからやってきた

「干潟を陸にしてしまうかもしれない危険な外来植物が見つかる 拡大すると生態系に影響の恐れも」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190314-00010002-sp_ctv-sctch&p=1


「スパルティナ・アングリカ」*1という「特定外来生物*2の話。2018年12月に日本で初めて愛知県碧南市で発見された。
先ず、「「スパルティナ・アングリカ」は植物ですが、名前からして恐ろしい雰囲気」という。別に「恐ろしい雰囲気」じゃないよ。Anglicaという形容詞だけれど、アングリカン・チャーチ(英国国教会)という言葉もあるように、イングランドを形容する言葉。また、アングロ人(Anglo)に由来する。「スパルティナ・アングリカは、イギリスで自生していたイネ科の植物の雑種を起源とした植物」というように、「アングリカ」というのは英国(イングランド)原産であることを意味するにすぎない。全然「恐ろしい雰囲気」じゃないじゃん!
勿論、これが厄介な存在であるということは言うまでもない。


去年12月に発見されたばかりで、まだわからないことが多いスパルティナ・アングリカ。碧南市に侵入してしまった理由すらまだ分からないにもかかわらず、すでに約200メートルにわたり点在してしまっているといいます。

碧南市で見つかったこの植物。なにか有効な対策法はあるのでしょうか。

「駆除はとりあえず掘ってみようと。壊滅というのは1年ではできません、必ず堀り残しがでます。3年たてば、ある程度めどが立つ」(愛知教育大学 芹沢俊介 名誉教授)

 除草剤をまいて駆除する方法もありますが、漁業への影響も心配されるため、4月から掘り起こしでの駆除を開始するということです。

また、一足先に日本に潜入を果たした「スパルティナ・アルテルニフロラ*3

8年前、豊橋市で見つかったスパルティナ・アングリカと同じスパルティナ属の「スパルティナ・アルテルニフロラ」は約1万平方メートルに広がり、隣り合う市の田原市や、湾を挟んで隣り合う市・半田市にまで繁殖。愛知県によると、根絶には6年もの歳月がかかり約1億円の費用がかかったといいます。
「スパルティナ」の和名はわからなかった。「スパルティナ」とそのまま言っているようだ。また、英語においてspartinaはcordgrassまたはcord grassとも言われているようだが、どちらも手許の英和辞典には収録されていなかった。直訳すれば紐草か。そんな草あるの?