スウィンホーキノボリトカゲ

朝日新聞』の記事;


特定外来生物のトカゲ、飼い猫がくわえてくる 宮崎

土舘聡一

2016年9月15日01時01分

 環境省と宮崎県は14日、特定外来生物のスウィンホーキノボリトカゲが県内で初めて捕獲されたと発表した。国内では静岡県磐田市で繁殖が確認されているが、それ以外の地域での確認は初めてという。8月に外来生物法に基づき特定外来生物に指定されたばかりで、県は環境省と連携して調査を始める方針。

 宮崎県によると、8月18日と同28日、同県日向市の住民の飼い猫が、家にトカゲをくわえて帰ってきたという。県に持ち込まれ、特定外来生物と判明した。

 このトカゲは台湾原産で、体長は20〜30センチほど。人体に危害を加えた報告はないという。アリやチョウなどを捕食するため、在来種の昆虫への影響などが懸念されている。(土舘聡一)
http://www.asahi.com/articles/ASJ9G5SQ7J9GTIPE01Y.html

「スウィンホー」「キノボリトカゲ」ということでいいのだろうか。
宮崎県のお知らせは、


特定外来生物のスウィンホーキノボリトカゲが確認されました」http://www.pref.miyazaki.lg.jp/shizen/kurashi/shizen/20160914183344.html


また、静岡県での「繁殖」については、


加藤英明「スインホーキノボリトカゲに要注意!特定外来生物へ!」http://shizuokakameken.seesaa.net/article/435125590.html


また、


日本には、琉球列島の奄美諸島宮古諸島沖縄諸島八重山諸島に、在来種のキノボリトカゲJapalura polygonataが生息しています。外来種スインホーキノボリトカゲの喉には白班模様があり、日本産キノボリトカゲと区別することが可能です。

宮崎県と鹿児島県では日本産キノボリトカゲが確認されていますが、この地域に定着したキノボリトカゲは移入されたものであり、内地産外来生物に位置付けられます。
(「スインホーキノボリトカゲの見分け方!」http://shizuokakameken.seesaa.net/article/435132074.html

この「スウィンホーキノボリトカゲ」が「特定外来生物」に指定されたのは今年の7月だが、名古屋城のお濠を騒がせている「アリゲーターガー」はまだ「特定外来生物」ではなかった(2018年4月に指定されることが予告されている)*1


環境省外来生物法の概要」https://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/law.html
環境省特定外来生物等一覧(最終更新:2015年10月1日)」https://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/list/


また、『神奈川新聞』の記事;


相模原でゴケグモ発見 市「素手で触らないで」

カナロコ by 神奈川新聞 9月15日(木)11時10分配信



 相模原市は13日、市内で特定外来生物のゴケグモ属の一種が見つかったと発表した。ゴケグモは攻撃性はないが、毒を持つものがあるといい、注意を呼び掛けている。

 市によると、小学校低学年の男子児童が9日、自宅近くの住宅敷地内(同市南区上鶴間本町)で体長約1・5センチで薄茶色のハイイロゴケグモに似たクモを発見。市が環境省を通じて個体を確認したところ、種の特定には至らなかったがゴケグモ属の一種で雌であると推定されるという。

 県内を含む国内では近年、オーストラリア原産のハイイロゴケグモセアカゴケグモが確認。海外からの貨物などと一緒に国内に侵入してきたと考えられている。

 ハイイロゴケグモセアカゴケグモは雌に毒があり、かまれると痛み、重症化することもあるという。市は「素手で捕まえたり、触ったりしないようにしてほしい。万一、かまれた場合はすぐに医療機関に相談を」と呼び掛けている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160915-00011936-kana-l14