能面も?

神戸新聞』の記事;


鬼の面、子どもたちに「かぶらないで」 広がる注意喚起「視野が狭くなり危険」
2019/02/02 16:00神戸新聞


 3日の節分には、鬼に扮(ふん)してお面を着ける人も多いのでは。だが近年、「顔にかぶると視野・視界が狭くなり危険」などと記された品が増えているという。


 兵庫県西宮市のスーパーで売られていた「面付き福豆」。プラスチック製の鬼の面を裏返すと、確かに注意書きがあった。

 「玩具安全マーク(STマーク)」事業を担う一般社団法人日本玩具協会(東京)によると3年前から、お面にSTマークを認める条件として「顔にかぶせないことを指示する注意書き」を商品に示す基準を明文化。頭かおでこに着けるよう求めているという。

 理由は、視野が狭まった子どもらが転倒するのを防ぐため。節分用に限らず、露店などで売られるアニメキャラクターなどの商品も同様だ。製造会社のダイシン(東京)は10年以上前から、目の位置に穴は開けているが、顔に着けないよう注意喚起している。

 その流れは子どもを預かる施設でも。芦屋市内の幼稚園では、かつては豆まき行事*1で園児も面を顔にかぶったが、近年はおでこに着けることが多いという。同市教育委員会は「子どもにとって豆まきは、走り回るのが面白い。転んでけがをしないよう、視界の確保を優先する傾向にある」とする。(中川 恵)
https://news.goo.ne.jp/article/kobe/life/kobe-20190202015.html

そうなんだ。先日、息子が香港空港のディズニーのショップで「ブラック・パンサー」のお面を買ったけれど、顔にかぶせるなといった注意書きはなかった。目の穴を大きくすればいいと思うのだけど、それじゃ駄目なの?
ところで、能面を被るとほんとうに視野が狭くなる。能楽のあのゆるやかな動きは能面を被ったときの視野狭窄から生まれたということを聞いたことがある。能面に「顔にかぶると視野・視界が狭くなり危険」という「注意書き」がついていたらどうなるのだろうか。