お面だけでなく

Shino Tanaka「節分豆で起こる子どもの窒息事故に要注意 のどに詰まったらどうするの?」https://www.huffingtonpost.jp/2019/02/01/setsubun-goen_a_23659079/


節分の追儺、鬼のお面*1だけでなく、豆も危険。


2月3日の節分といえば、「鬼は外、福は内」の掛け声と一緒に鬼に向かって投げる豆まき。また、年齢の数だけ煎り大豆を食べる風習もある。

そこで気をつけたいのが煎り大豆の窒息事故だ。

慶友銀座クリニック*2の大場俊彦院長(耳鼻咽喉科)は「まず豆がのどに詰まったら、耳鼻咽喉科の医師が常駐する大学病院レベルの医療機関に電話で連絡し、指示を仰いでほしい。『気道異物』は子どもの場合、全身麻酔の手術が必要になることもあるとても怖いものです」と注意を呼び掛ける。

大場院長によると、豆を飲み込んで胃につながる食道ではなく、空気の通り道である気道に入り込んでしまうのは、未就学児が多いという。ただ「小学生以上の子どもでも、親の見ないところで豆を高く放り投げてパクっと食べる遊びをしているうちに、気道に入り込んでしまことがある」と話す。

食道ではなく気管支に入ると、呼吸ができなくなり窒息してしまう恐れもある。

子どもが豆を詰まらせた場合、近くのクリニックに駆け込んで取ってもらえるかも、と思ってしまうこともあるが、それは誤った判断かもしれない。

大場院長は「気道異物は、レントゲンにも映りにくく、クリニックで除去できるものでもない。子どもが気道に豆を詰まらせたら、全身麻酔をして、異物の除去手術をする必要がある」と説明する。

腹部を押したり背中を叩いたりして応急処置を家で試みる場合もあるが「応急処置でどうこうなるものではないことが多い。また、気道異物を取り出す手術はベテランの医師でないとできない。とにかく早急に耳鼻咽喉科の医師が常駐する大学病院くらいの大きな病院に連絡し、耳鼻咽喉科の指示を仰いでほしい」と大場院長は話す。

これはクリニックではなく中規模の病院でも、耳鼻咽喉科の医師がいなかったり、人員的な問題で対応できなかったりすることもあるためだという。幼い子どもがいる家庭は万が一を考えて、自宅の近くの大学病院などの連絡先を節分前にチェックしておく必要があるだろう。

子どもにナッツ類は駄目ということで、息子には未だに落花生とかピスタチオといったナッツ類は食べさせていない*3。一般の家では、何歳くらいからナッツ類を解禁しているのだろうか。

*1:See https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/02/02/203121

*2:https://www.ginzaclinic.com/

*3:中国では、ナッツ類(堅果類)の種類も数も日本よりはるかに多い。