「最少」と「最多」

『ハフィントン・ポスト』(『朝日新聞』)の記事;


2018年06月02日 13時02分 JST | 更新 2018年06月02日 13時02分 JST
2017年の出生数、過去最少94万6000人 人口は最大減、要因は?
出生率の低下や人口減に歯止めはかかっていない

朝日新聞社提供


17年の出生数、過去最少94万6千人 人口は最大減

 2017年に国内で生まれた日本人の子どもの数(出生数)は94万6060人で、統計がある1899年以降、最少だった。逆に、人口の高齢化を反映して死亡数は134万433人と戦後最多。出生数から死亡数を引いた自然減は39万4373人となり、統計開始以降で最大の減少幅だった。厚生労働省が1日に発表した人口動態統計で明らかになった。


 出生数は2年連続で100万人を割り込み、前年より3万918人減った。要因の一つに、団塊ジュニア世代(1971〜74年生まれ)以降、出生数の減少傾向が続き、親になる世代が減っていることがある。25〜39歳の女性人口は前年比で26万2964人(2・5%)減少しており、厚労省では「こうした傾向は今後も続くので、出生数の減少は避けられない」とみる。

 さらに、女性が一生に産む子の数を示す合計特殊出生率も1・43で、前年から0・01ポイント下がり、前年の人口を維持するのに必要とされる2・07を大きく下回った。年齢別では35〜49歳では微増だったが、34歳以下は下がった。都道府県別では沖縄県が1・94で最も高く、宮崎県の1・73、島根県の1・72が続いた。最低は東京都の1・21だった。

 一方、17年の65歳以上の高齢者は前年から約56万人増えて3515万人。人口の28%を占め、5年前から4ポイント上がった。死亡数を5歳きざみの年齢別で前年と比べると、70歳以上の全ての年齢層で増えた。70歳以上の死亡数は111万6476人で全体の83%だった。

 安倍政権は15年に「希望出生率1・8」を打ち出し、若者世代の雇用安定策や結婚支援策などに着手。子育てと仕事の両立のために保育園の待機児童を20年度末までにゼロにすることも掲げた。しかし、出生率の低下や人口減に歯止めはかかっていない。(西村圭史)

朝日新聞デジタル 2018年06月01日 22時35分)
https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/01/number-of-births_a_23449128/

「出生数」が「過去最少」であるのに対して、「死亡数」は「戦後最多」。これは平和時においては最多ということなのだろうか。
日本の「出生数」については、例えばhttp://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20111024/1319417685 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150105/1420473043 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150620/1434771856 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160227/1456541595 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180220/1519084033なども参照のこと。