ショールームにて

吉川ばんび「山奥の寺で行われたブラック企業の「最悪な新人研修」」http://bunshun.jp/articles/-/7369


吉川さんが体験した「ブラック企業」の「新人研修」の話。


都心から2時間ほど移動して到着した寺は、「寺」というよりも「民家」と言うほうがふさわしい外観でした。ただの民家に、「●●寺」という簡易な看板がかかっているだけ、という印象。「本当に大丈夫なのか?」と思いながらも、ここまで来て「帰ります」ということもできず……。研修の内容は「寺で修行をする」以外に事前に知らされておらず、その場その場で指示に従うような形でした。

修行僧だという少年に案内されて通された広間には、値段が貼ってあるたくさんの仏像が置いてありました。少年は丸刈り頭に真面目そうな顔立ちをしていて、年の頃は中学生くらいでした。その顔に笑顔はまったくなく、どこか大人びていて、淡々と物事を進めている様子が印象的でした。進行役にも慣れているようで、おそらく長くこのお寺で修行しているであろうことがわかりました。

「値段が貼ってあるたくさんの仏像」というのが気になったのだが、この意味はこのテクストの最後の方で明らかになる。ネタバレを恐れず言えば、この「寺」は所謂霊感商法*1ショールームで、「研修」自体も霊感商法の販促活動として行われていた。「ブラック企業」を手玉に取っていたというべきか*2
吉川さんは固有名詞を一切使っていないのだが、業界では有名なところであるらしい。ワイドショーのネタにもなった。