笹山七海「ジジ・ハディッドが「橋本病」を告白、体型批判に抗議「SNS時代に生きる人たちへ」」http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/16/gigihadid-denied-the-rumor_a_23363235/
Lara Walsh “Gigi Hadid Responds to Body-Shaming Critics Calling Her "Too Skinny" at NYFW” http://www.instyle.com/news/gigi-hadid-hashimoto-disease
Christie D'Zurilla “Gigi Hadid has Hashimoto's disease — and you all need some more empathy” http://www.latimes.com/entertainment/la-et-entertainment-news-updates-2018-gigi-hadid-has-hashimoto-s-disease-and-1518476365-htmlstory.html
少し時間が経ってしまったが。
モデルのジジ・ハディッド*1が「橋本病」に罹っていることを告白。彼女は「激痩せ」が報じられ、「薬物」や「過労」が原因ではないかという噂が飛び交っていた。「激痩せ」というのは寧ろ「橋本病」による「むくみ」が取れていることを示しているという。
橋本病は甲状腺に慢性の炎症が起きている病気であり、慢性甲状腺炎ともいいます。
橋本病は甲状腺の病気のなかでもとくに女性の割合が多く、男女比は約1対20〜30程度と言われています。
年齢別では20歳代後半以降、とくに30〜40歳代が多く、幼児や学童はまれです。
橋本病の原因は自己免疫の異常です。しかし、自己免疫の異常がどのようなきっかけで起こるのか、いまだに明らかになっていません。自己免疫異常による炎症により甲状腺がはれたり、甲状腺機能異常を起こすことがあります。
http://www.ito-hospital.jp/02_thyroid_disease/02_5_1about_hashimoto.html
1912年に九州大学の橋本策は摘出した橋本病患者の甲状腺の病理所見を詳細に検討し、胚中心を伴うリンパ濾胞形成、甲状腺濾胞の破壊像、濾胞上皮の好酸性変性、間質の線維化と増大という慢性甲状腺炎の病理所見をまとめ、ドイツ留学中に論文を発表した。当時はあまり注目されずその後帰国して伊賀にて開業医として過ごした。1940年代より免疫学が発達して、自己免疫という概念が形成された。これらの研究の中で、甲状腺組織やサイログロブリンでウサギを免疫すると血中には甲状腺やサイログロブリンに対する抗体が生じるばかりではなく、甲状腺が破壊され橋本策が報告した病理組織像と類似の所見が得られることが判明した。さらに慢性甲状腺炎患者に甲状腺に対する自己抗体が存在することも証明され、その抗体価は低下症の程度と相関することも明らかになった。なお当時はオタクロニー法による検査であり現在の高感度法とは異なる。高感度法での抗TPO抗体や抗Tg抗体の抗体価は組織破壊や甲状腺機能低下症への寄与は少ない。このような研究をおこなったのは米国ボルチモアのJohn Hopkins大学のRoseや英国ロンドンのMiddkesex病院のDoniachのグループであった。彼らははじめにこのような病理所見を報告した橋本策に敬意を祓い、Hashimoto's thyroiditisという名称を使用したため欧米でこの名称が定着した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%A2%E6%80%A7%E7%94%B2%E7%8A%B6%E8%85%BA%E7%82%8E