Person of Interest

朝日新聞』(ロイター)の記事;


37年前の女優N・ウッド水死の再捜査、夫が「重要参考人」に
2018年2月2日15時00分


 [1日 ロイター] - 事故による水死と判断された37年前の米女優ナタリー・ウッドさん(享年43)の死亡に関し、再捜査を進めているロサンゼルス郡の捜査担当者が、夫で俳優のロバート・ワグナーさん(87)を「重要参考人」とみていると述べた。CBSニュースのドキュメンタリー番組「48アワーズ*1で語った。

 ロサンゼルス郡保安官事務所の担当刑事2人がインタビューに応じたもので、番組は3日に放送されるが、インタビューの抜粋が1日に公開された。

 インタビューでジョン・コリナ警部補は「6年間におよぶ再捜査で、彼はより重要な参考人となった。彼は最後に一緒にいた人物だ」と述べた。また、ワグナー氏の説明は年月を経て変わってしまったし、「彼の説明はつじつまが合わない」と指摘した。

 2012年の新たな検視報告書で、ウッズさんの遺体には腕や手首にあざがあり、首にもひっかき傷があったことが明らかになり、水没する前に負傷していたことが示された。

 ラルフ・ヘルナンデス刑事は「まるで暴行の被害者のようだ」と述べたが、ウッズさんの死が事故によるものか犯罪によるものか断定する十分な情報は得ていない、と認めた。

 「重要参考人(Person of interest)」とは、米警察が捜査に役立つ重要情報を持っているが、逮捕されたり起訴されたりしていない人物について言及するとき使う用語で、必ずしも容疑者ではない。

 ワグナーさんの弁護士からはコメントは得られていない。

映画「理由なき反抗」*2や「ウエスト・サイド物語*3などで知られるウッドさんは、1981年、米カリフォルニア州カタリナ島の入り江で水死体で発見された。ウッドさんは死亡前日の夜、夫のワグナーさんと俳優クリストファー・ウォーケンさんと共に、ボートで食事していたことが確認されている。
http://www.asahi.com/culture/reuters/CREKBN1FM0HT.html

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「必ずしも容疑者ではない」といいつつ、十分に怪しいわけだ。日本の刑事ドラマだと、刑事が手荒に机を叩くと、「重要参考人」が動揺してしまって、実はその……と自供し始め、次の次のシーン辺りで、肩書が「参考人」から「容疑者」へ格上げされるという感じだろうか。「6年間におよぶ再捜査」と言われているけれど、ロバート・ワグナーが怪しいという話は、6年前からあった*4。警察当局はさらに新しく説得力のある証拠を獲得しているということなのだろうか。
ナタリー・ウッドとロバート・ワグナーの痴話喧嘩があったことは事実であるらしい。このふたりの縁はちょっと複雑で、一度結婚して破局(離婚)して、また縒りを戻して再婚するという経緯がある。また、クリストファー・ウォーケンナタリー・ウッドと浮名を流したことけれど、この時に三角関係が成立していたかどうかはわからない*5
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Lindsey Bever “The decades-long mystery of Natalie Wood’s final moments as she drowned in the ocean” https://www.washingtonpost.com/news/retropolis/wp/2018/02/01/the-decades-long-mystery-of-natalie-woods-final-moments-as-she-drowned-in-the-ocean/