『朝日新聞』の記事;
所謂児童虐待*1案件。
おいの両耳引っ張り裂傷負わせた疑い、47歳女を逮捕2016年10月4日19時47分
同居のおい(15)の顔を殴り、両耳を引っ張って裂傷を負わせたとして、大阪府警は4日、大阪市旭区大宮3丁目の伯母で縫製業の大西都志子(としこ)容疑者(47)を傷害容疑で逮捕し、発表した。「うそをついたのを反省させるため、左耳をつかんで押したり引っ張ったりしたが、殴ってはいない」と供述しているという。捜査1課によると、大西容疑者は2013年3月13日ごろ、当時小学生のおいに14日のけがを負わせた疑いがある。おいは「(容疑者から)『冷蔵庫のゼリー食べたやろ?』と聞かれ、否定したら暴行された」と話しているという。
翌日、おいの通う学校からの連絡で大阪市こども相談センター(児童相談所)がおいを保護。今年1月、大西容疑者と同居していたおいの妹(12)も「低栄養」と診断されたことから、センターが7月、府警に「虐待の疑いがある」と通報した。
同課によると、おいや妹は12年8月ごろから、両親の離婚で父親の姉の大西容疑者と同居。おいは、その1カ月後くらいから正座させられたり平手打ちされたりしたと話しているといい、日常的な虐待がなかったか調べている。
http://www.asahi.com/articles/ASJB455KQJB4PTIL01Y.html
耳を引っ張るとか、「冷蔵庫のゼリー」が発端になるとか、ちょっとドツキ漫才っぽいところもある。しつけとか「反省させるため」というのは児童虐待における常套的なエクスキューズではあるのだが。さて、不可解なのは今回逮捕に至った犯罪が3年前の犯行であること。加害者である伯母も、被害者である甥も、今になってなんでやねん? と思ったのではないだろうか。伯母を逮捕し、甥を保護して、伯母から隔離する緊急の必要性があったのは3年前の筈だよ。それから、3年間も伯母と甥(と姪)は同じ屋根の下で共存していたわけだ。その日々が平穏なものだったかどうかは知らないけれど、(3年前のような)警察沙汰になるべきことは起こらなかった筈だ。姪っ子の件に関しても、タイミングがちょっとずれているように思うし、何故ずれているのかもわからない。
*1:See eg. http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060705/1152126729 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20081201/1228105248 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091223/1261584995 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100114/1263432869 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100202/1265126531 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100724/1279993830 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101019/1287522228 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101105/1288952855 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101107/1289106057 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110420/1303277092 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110710/1310316856 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160127/1453909285 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20141211/1418305152 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160220/1455933177