東京人がそんなに勤勉な筈はない

「日本は2つの国からできている!?〜データで見る東京の特異性〜」http://docs.yahoo.co.jp/info/bigdata/special/2016/01/


先ず、東京が「圧倒的な電車社会」で、日本の田舎が「クルマ社会」であることはわかる。
そして、「ヤフーの検索データ」に見る「東京」の「異質」性。
曰く、


こちらをみると、東京人は他県に比べて圧倒的に検索数が多いことがわかります。
東京の一人あたり検索数を100とすると、次点の大阪でさえ東京の3分の2にも満たず、ほとんどの地域では東京の半分以下という状況でした。
最も少なかったのは鹿児島で、東京よりも7割以上少ないことがわかりました。
「東京の一人あたり検索数」という表現を読むと、東京人というのはすごく勤勉で、とにかく常にネットで何かを調べているんだ! と思ってしまう人も少なからずいるのではないだろうか。しかし、都道府県毎の「年間検索数」というのは、例えば東京都内とか鹿児島県内のPCから発信された検索のリクエスト数ということですよね。ここからダイレクトに推測できるのは、東京にはPCが多い、或いはPCが沢山ある大企業が多いということだろう。つまり、東京へのビジネスの一極集中。東京圏への人口の集中というのは周知のことだが*1、ビジネスの一極集中は人口のそれをも凌ぐということになるか。分母に使われている「人口」は夜間人口だろうけど、昼間人口を使えば、もうちょっとグラフは平らになるんじゃないか。
See also
「日本はまるで「2つの国」? 交通事情・関心事で分かる東京の“特異性”「Yahoo!検索データ」で浮き彫りに」http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/09/news141.html


ビッグデータ」ということだと、


中川泉「18年度めどにビッグデータ活用した新消費統計作成=政府関係者」https://newspicks.com/news/1448929/body/


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