進化につきあって

Matt Simon「ヒトの顔に生息するダニは「人類の歴史」を紐解く秘密を知っている」http://wired.jp/2016/01/02/face-mites/


人間の顔に寄生する「顔ダニ(ニキビダニ)」*1は寄生先の人間の移動に合わせて、アフリカ系、亜細亜系、ヨーロッパ系、ラテン・アメリカ系の4系統に分岐・進化しているのだという。全体として面白い内容なのだが、ラテン・アメリカ系というのはよくわからない。所謂ラテン系のヨーロッパ人に対応しているのか。ヨーロッパから移住して、数百年という短い時間のうちに独自の進化を遂げてしまった? 或いは、先住民に対応しているのだろうか。とすると、北米はどうなった? アラスカも含む北米ではまだ亜細亜系から完全に分岐していないということなのか。
次のパラグラフもわからない;


顔ダニのグループ間のDNAを比較することで、研究グループは4系統それぞれが240万年から380万年前の間に、系統が分岐し始めたことを突き止めた。まさにこれは、わたしたちホモサピエンスがこの地球上に出現してきたのと同じ頃にあたる。人類が最初にアフリカからアジアへ移動したとすれば、4系統間ではアフリカとアジアが最古の系統なのだろう。
「わたしたちホモサピエンスがこの地球上に出現し」たのは大凡25万年前じゃなかったか。「240万年から380万年前」というと、もうルーシー或いはアルディ*2というかアウストラロピテクスに遡ってしまうのでは?
顔ダニについては例えば、

「誰の顔にも確実に存在する、顔ダニ(ニキビダニ)接写拡大画像(閲覧注意)」http://karapaia.livedoor.biz/archives/52101435.html
babumi「【見なきゃよかった】全ての人が顔面飼育している顔ダニ(ニキビダニ)の画像まとめ」http://matome.naver.jp/odai/2135824224402533201


をマークしておく。
人類の進化には最近ではhttp://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20151216/1450238834で言及している。